機器のボーダレス

2017.8.5|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 KJWORKS

 

※写真は記事とは違うお店です。でも最近どのお店もこういう感じになっていますね。

 

 

 

ご愛読、ありがとうございます。木の家づくり・暮らしのプロデューサー、山口です。

 

 

 

今日は外でお昼の後、ふと思いたってその近くのヤマダ電機に寄りました。個人的にシェーバーを買い換える必要に迫られて、というのもありますが、プラス志事上の勉強のためにも。年に何回か、こういう時間をもつようにしています。

 

 

 

勉強とは、ひとつは「家電機器」の今を知るという意味です。特に私がチェックするのが冷蔵庫、洗濯機、そして電子レンジ、と言えば、ご理解いただけますでしょうか。そう、これらの機器の「サイズ感」を知っておくためなんです。

 

 

 

家づくりの中で特にこの3種はその「居場所」が決まっており、その「必要寸法」に合わせてスペースを設計する必要がある。それが間取りに影響することもありますから、詳細ではなくても大体の寸法を把握しておくのは大事ですね。

 

 

 

そういう眼でひととおり見て、今どういう機器が売られているかを把握しておきたくて、私はヤマダ電機に来ます。今回はあまり大きな変化は見られませんでしたが、でもこういうことはすぐ忘れがちですから、時々はチェックしたい。

 

 

 

例えば冷蔵庫ですと、今は600Lのものまでは幅70cmのスペースにギリギリおさまる機器がある。ただし奥行は機器そのもので74センチくらいあって、横の造付け家具が奥行65cmだとだいぶはみ出る。例えばそういった知識、ですね。

 

 

 

洗濯機の場合も、今メインのドラム式は幅より奥行が長いものがほとんどで、幅62cm奥行73cmくらい。これも洗面台と隣に並ぶとだいぶはみ出ますね。しかしPanasonicの「Cuble」なら10Lでも幅60、奥行65cmでコンパクトだ、とか。

 

 

 

 

電子レンジもまた、「ヘルシオ」以降は奥行が大きくなってきていますね。そういう「家電のサイズ感」を、それを収める器をつくっている者として時々は情報更新して、詳細ではなくても大体は把握しておきたいものだと思うのです。

 

 

 

そして今日の意図はもうひとつ、冒頭の写真のようなヤマダ電機の新業態から。同社がリフォーム事業を大いに推進していることは皆さんご存知かと思いますが、久しぶりに行った西宮店の売り場も、予想通りだいぶ変わっていました。

 

 

 

例えばシステムキッチン、ユニットバス、洗面台、トイレなどの衛生機器、エコジョーズなどの給湯器、そして浴室乾燥機など、私たちが「住宅設備」と呼んだりしているモノたちが、メーカーを問わず色々と展示・販売されています。

 

 

 

いわば「設備機器」と「家電」とが、ボーダレスに扱われているんですね。全て家の中の「機器」でしょ、というわけです。確かにそうだし、考えてみれば今までこのように各メーカーの便器を並列に見比べられる場所は、なかったなあ。

 

 

 

そういう意味で、メーカーのショールームよりも比較検討がしやすい場所だったりする。例えば「浴室暖房乾燥機」がこれだけ多くのメーカーから出ていることを、私も今日まで知りませんでした。そういうことが一目瞭然なんですね。

 

 

 

なるほど、これは強いな。正直そう思いました。家というものはもちろん家電や機器だけから出来ているのではありませんが、しかし日々の暮らしの中、特に利便性という面で、そういう機器類の位置づけは非常に高いものですから。

 

 

 

こういうボーダレスな業態が、住宅産業へ新しく参入してきている。そんな事情も同じ業界の中に居るものとして、肌で感じておきたい。ヤマダ電機さんはエスバイエルを子会社化して、住宅事業そのものにも力を入れておられますね。

 

 

 

別にそれを脅威と感じる必要はなくて、自分自身もこうやって学び、時にはお客さまにも「ヤマダ電機に行くと色々見られますよ」なんて言っても全然いい、私はそう思います。そこで勝負するような家づくりはしていませんので。

 

 

 

こういうことを書いていいかわかりませんが、私が思う「お客さまへのわかりやすさ」のため、その引出しを肥やすために、大企業が開示したオープンソースも上手く活用すればいいのでは。今日はその視察だったとも言えますね。

 

 

 

ちなみに個人のシェーバーも、色々商品をチェックした上で、結局はさらに安いAmazonで買いました。実はそうしたことこそがヤマダ電機が住宅産業に進出した理由なのかもしれず、色んな意味で業界再編のうねりも感じた次第です。