夏のおうちオフィス

2017.8.11|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 KJWORKS

 

〈独り自宅で志事していると、こういうオフィスがもっとあってもいいのに、と思うのです。〉

 

 

 

ご愛読、ありがとうございます。木の家づくり・暮らしのプロデューサー、山口です。

 

 

 

今日は祝日「山の日」だったそうですね。一体いつそんな日が出来たのでしょう(笑)。そういうあまり曜日感覚のない私は、午前中の打合せを終えた後、今日は芦屋の事務所には戻らず、午後は家に帰って志事をすることにしました。

 

 

 

移動の時間がもったいない、というのもありますが、実は今日ならではの理由も。昨日から奥さんと子どもたちは皆、奥さんの郷である宮崎へ一足先に帰省しているんです。なので、事務所で志事するのとあまり変わらない環境というわけ。

 

 

 

以前ここにも書いた通り、普段から事務所と家とで別々のPCを使っていますから、作業環境は常に同じになるようクラウドを活用しています。そういう障壁も無い上に家に誰も居ないなら、今日は事務所へ行く必要もなかったのですね。

 

 

 

普段はテレビも観ない私は、テレビの前にあるソファもほとんど座ることがありません。ダイニングテーブルでPCを見ていることが多いですね。でも今日は一人ですから、ソファの前に陣取って、広々と空間を感じながら志事ができました。

 

 

 

冒頭の写真はそのリビング上の状況で、屋根なりの勾配天井がある空間です。ちょっとご説明しますと、三階建の我が家は二階がLDKで、三階には娘二人の部屋があります。写真にある障子はその部屋とリビングとの間をつなぐものです。

 

 

 

普段も時々家で志事をしますが、それは奥さんが志事に、子ども達が学校に行っているから。子どもの夏休みなど長期休暇の期間は家での志事は難しく、今日はとても特別な感じです。夜になっても誰も帰ってこず、作業が捗ること(笑)。

 

 

 

毎日これだとまた違う感覚になるのかもしれませんが、こういう「おうちオフィス」もいいもんだ、今日は素直にそう感じました。私の事務所も木の家のような雰囲気で心地いいのだけれど、でもやっぱり木造建築の空間は違うのです。

 

 

 

職住近接の究極のかたちというのが、自宅で志事すること、即ち「おうちオフィス」ではないかと思いますが、フリーなスタイルで志事をする方なら、自宅の一部に「志事部屋」があるという形式は「あり」だなあ、なんて思ったり。

 

 

 

そこからさらに発想を広げて、木造建築のテナントビル、なんてものがあってもよいでしょうし、木造住宅をコワーキングスペースやシェアオフィスにリノベーションする、なんてことも面白い。そういう空間、つくってみたいです。

 

 

 

思うに、働く場の環境についても好みは様々に分かれるのでしょうね。私は「空間を発想する」のが生業で、そういう創造的な志事の場というのは「リラックス出来てなんぼ」だと考えています。ぼけーっとできる場所でありたい、と。

 

 

 

そういう意味で、RCの箱の中にあるビニールクロスとタイルカーペットのオフィス空間というのは、あまり人をリラックスさせてはくれなさそう。昨今はフリーアドレス制など、「働く場」にも色々と変革は起こりつつあるようですが。

 

 

 

今日、写真の場所で独り志事をしていて、自分は恵まれているとつくづく思ったんです。木の家づくりに転職して18年、作業環境は年々よくなっているし、自宅も事務所も自分の思うようにつくって、そこで志事をしているのですから。

 

 

 

そして今、木の保育園をつくったりもしていますが、考えてみれば「事務所空間」というものをそうした自然素材の空間に変えていければ、世の多くの人々が志事の場としてその心地よさを体感できる。とても意義あることだと思うのです。

 

 

 

すいません、話がだんだん迷走している気がします。最近「不寛容社会」という言葉を眼にして改めて思ったのですが、その元とは「ストレス社会」だと。それを癒やすことの出来る空間に人が集まりつつある、ということも感じるんです。

 

 

 

自分が志事をする場所そのものがそうした癒やしの場であるなら、それに勝るものはない。そういう空間づくりもこれからの私のテーマのひとつだなと、今日はそういうことを再認識できた気がしました。

 

 

 

※そういう私も、明日から15日までお休みをいただきます。すいませんが、どうぞよろしくお願いいたします。