コストの実際

2017.10.13|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 KJWORKS

 

〈ボイラー交換、水栓交換。モノのメンテには方法がいろいろあり、コストも色々違っています。〉

 

 

 

ご愛読、ありがとうございます。木の家づくり・暮らしのプロデューサー、山口です。

今日はお金の話、住宅設備の価格の話です。

 

 

 

三田市にある木の家で、朝から設備関係のメンテ工事がおこなわれていました。私も立会をし、その進捗をチェック。施工箇所は、ガスボイラー2台(給湯用、暖房用)の交換、そしてキッチンの水栓および浴室の浴槽用水栓の交換を。

 

 

キッチンの新旧カランです。

 

 

 

水栓類の調子が悪くなったのと、築16年でそろそろボイラーも交換時、ということで、併せての工事と相成りましたが、ガス給湯器については以前から大阪ガスの検針の人に「もうそろそろ換え時ですよ」と勧められていたのだそうです。

 

 

 

その話を聞いた時、私は「きっと私が手配する方が安いと思いますよ」と言いました。お見積の結果その通りだったのでご依頼となったのですが、私の経験ではだいたいそうなります。ガス会社に直接頼むより、工務店を通す方が安くなる。

 

 

 

工務店は、志事上ガスボイラーをたくさん使います。となると、当然メーカーさんからは安く納品してもらえます。それは一般ユーザーへの販売価格よりも低いはずで、私どもが適正な利益を頂戴してもまだ差額が出るのでしょうね。

 

 

 

水栓の方も同様で、今回キッチンの水栓と浴室の水栓はメーカーが違っていました。それぞれの会社のメンテナンス部門に頼むと、別々に担当の工事会社が来るし、水栓自体の価格も一般売りは高い。種類が増えるほど高くなる計算です。

 

 

 

でも、私たち工務店が手配すると、別々のメーカーでも問題なくそれぞれに少し安くで買えますし、施工は同じ水道業者さんが両方いっぺんにやってくださいます。当然、トータルの金額はずいぶん低く抑えられるという勘定になりますね。

 

 

 

そういうことは、私たちプロならだいたい理解していることです。でも、一般のお客さまであれば「直接頼んだほうが、間に人が介在しない分安くなるんじゃないだろうか」という考え方になるのもよくわかる。それが普通だと思います。

 

 

 

でも、モノの値段というのも常に同じではなく、プロ向けと一般向け、あるいは売る数量によって違っているんですよね。また、職人さんの施工手間も、方法を上手く考えることでコストダウンは図れる。今回はまさにそのよい例かと。

 

 

 

そういうコストにおける実際を知っておくと、要らぬ出費も抑えられることがあります。常にそうだとは私も言えませんが、試してみて無駄が省けるならいいですよね。今日も無事「家守り」を完了し、お客さまに喜んでいただけました。

 

 

 

いま、つくった会社がもう無いという、私たちの言い方で言う「無管理住宅」が増えています。そういう家の住まい手さんはきっと、水栓が故障したらメーカーのメンテナンスセンターへ連絡するしかない、と思っておられるでしょうね。

 

 

 

でもそうではなくて、出来ることなら新しく、親身な付き合いのできる工務店やビルダーさんを見つけておかれるべきだと思います。上記のような無駄な出費も抑えやすくなるし、何より安心ですよね、困ったら相談できる人が居るのは。

 

 

 

メーカーさんを悪く言うのではなく、同じようなメンテナンスでも、やり方次第でトータルのコストは結構違うということ。そう、モノと施工する手(職人)をうまくやりくりして手配し、形にするのが工務店という志事なのですから。