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2017.11.8|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 KJWORKS

 

〈簡単な絵でも、図面と現実をつなぐイメージ図は理解の助けになります。〉

 

 

 

ご愛読、ありがとうございます。木の家づくり・暮らしのプロデューサー、山口です。

 

 

 

コンクリート建築の中の「木の保育園」、現場は着々と進んでいます。大工さんが入り始めた今日、お客さまと現場で、仕上げ材料についての打合せをおこないました。どの部分にどういう仕上材を使うか、図面に描かれた内容の確認です。

 

 

 

お客さまだけでなく、先月このブログに書いた「木材のプロ」、シェアウッズの代表・山崎さんにも現場にお越しいただきました。既に六甲山の杉床材は発注済みでもうすぐ張られていきますが、他の部分にもご提案をいただいているので。

 

 

 

しかし仕上材の確認と言っても、それは図面だけでもイメージしにくいし、実際の材の見本を見るだけでもイメージはできにくい。その間をつなぐ「完成予想図」がやはり重要と言えます。今日はその絵も持参しての打合せとなりました。

 

 

 

冒頭の写真はそのうちの一枚。拙いものでお恥ずかしいですが、私が「マイホームデザイナー」というソフトでつくりました。新築戸建の時にも時々つくりますが、こういう内装の部分も製作可能。何もないよりずっとわかりやすいですね。

 

 

 

今回、いくつかの種類の木材による仕上げと、そしてローラー塗りの漆喰を使った白い壁面・天井面との関係、その面積的なバランスが検討のポイントでした。こういう完成予想図と仕上材を現場で見比べることで、それがよくわかります。

 

 

 

そしてお客さまからのご要望を受けてこの絵に表現しているのが、「黒」です。全体が白い漆喰と木の色でまとまってくる中、それを部分的にキュッと引き締める役割をする「黒」をアクセントとして入れる、というイメージなんですね。

 

 

 

まず窓のサッシ、そして天井付けの「ライティングレール(照明器具を付けるレール)」とスポットライトのセットを黒の引締め役として考えましたが、もう少し比率を大きくということで、冒頭の絵ではカウンターも黒くしてみましたよ。

 

 

 

そうして、このアングルだけでなく色んな見え方の絵を見比べ、現実の空間を感じ、実際の仕上材サンプルも見ながら、その仕上がりをイメージする。それはなかなか難しいことですが、こういう3D画像はその大きな助けになってくれます。

 

 

 

果たして、お客さまの想像力のサポートに役立った様子。空間のアクセントとしての「黒」もだいたいイメージ通りの感じということで、方向性を決めることができました。やはり、スムーズな打合せにはこういう「小道具」が大事ですね。

 

 

 

どういうモノが出来上がるか、それを2次元の図面だけで伝えることはほぼ不可能です。少しでもお客さまの「納得」の手助けになるなら、その努力を惜しんではいけない。今日決めた空間のアクセント、形になるのがさらに楽しみです。