14歳の想像力

2017.11.10|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 KJWORKS

 

〈毎年恒例の中学生作の間取りを楽しんで眺める時間がもてました。〉

 

 

 

ご愛読、ありがとうございます。木の家づくり・暮らしのプロデューサー、山口です。

 

 

 

先日のこと、KJWORKS本社「くらしの杜」に訪れた時、毎年恒例の、私が楽しみにしているものが掲示されていました。それが写真のもの、これは中学2年生諸君の職業体験発表で、毎年こうして家の間取りをつくっているんです。

 

 

 

いま、中学生諸君は皆どこかの職場へ「職業体験」に行くのが普通になってきているようですね。私の娘もスポーツジムを体験してきた、と言っていました。木の家づくり工務店であるKJWORKS本社にも、毎年何名かが来てくれます。

 

 

 

私は芦屋の阪神支店におりますので、直接受け入れた中学生諸君と関わることはありません。でも彼らが「木の家づくり工務店」の志事を体験し、その最後に「間取りをつくる」という経験をするのは、とても素敵なことではありませんか。

 

 

 

今回の間取りたち、廊下に貼ったものを斜めから撮っているため上手く写っていませんが、どうもスタッフから「敷地」を与えられて、同じ敷地を皆それぞれに考えてつくった様子。同じ条件であり、でもやはり個性があって面白い。

 

 

 

冒頭の写真のものは「SEAFOOD  HOUSE」。家の中に大きな水槽が造付けられています。「Aquarium House」ではなく「SEAFOOD」なのが面白いですね。「太刀魚が泳いでいる」という説明に思わず吹き出してしまいました(笑)。

 

 

こちらは「センターツリーハウス」。家の中央の中庭に樹がある家です。ちょっと樹が小さいし、それを囲むお庭自体ももっと大きくても、と思いましたが、こういう中庭の家は私も一度つくってみたいと想っていますので、楽しく拝見。

 

 

こっちは「2つの庭との暮らし」と題された住宅。北と南に2つのお庭をもつ住まいで、このアイデアは私もとても好きなもの。実際に、今まで何度か木の家として実現しているんですよ。その家の間取りを見せてあげたい気がしました。

 

 

 

どれもつくった彼、彼女の個性があって面白い。しかし正直言ってどれも「建てられる」絵になっているのは少し残念かな。彼らとスタッフとのセッションがどういうものだったか知らないので、偉そうに言える筋合いではありませんが。

 

 

 

もう少し無茶苦茶というか、破天荒なモノがあってもいいのに、と私などは思うところですが、でも中学2年生の頃というのは、夢見る小学生時代から少し脱皮して、大人の世界を垣間見るような、そういう年頃なのかもしれませんね。

 

 

 

どの案も、コンセプトはとても良いけれど、それを形に落とし込むところで苦労しているという感じ。まあ、初めてつくるのだからそれがあたり前だし、それが簡単に出来たら私のやっている志事は取られてしまうのですけれど(笑)。

 

 

 

だからこそコンセプトが前にぐいぐい出てくるような、もっと大胆不敵な絵をつくったらいいのに、と勝手なオジさんはついつい考えてしまいます。それを形にまとめることは、やっていれば段々上手くなるものなんだから、なんて。

 

 

 

いやいや、これは若者に対する私の勝手な思い入れに過ぎません。あくまでも「職業体験」で工務店がやっていることを経験するという主旨なのですから、これで全然問題ないのです。きっと本人たちも出来栄えに満足したことでしょう。

 

 

 

思うに、要は私がそうした迸るエネルギーから刺激がほしい、ということか。確かにコンセプチュアルな志事とは最近ご縁がないし。なるほど、毎年恒例の職業体験の成果からも色んなことが見えるものだと、感心したひとときでした。