子どもたちの木の家

2017.12.30|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 KJWORKS

 

〈今年は木の保育園に始まり、終わった一年でした。〉

 

 

 

ご愛読、ありがとうございます。木の家づくり・暮らしのプロデューサー、山口です。

 

 

 

いよいよ2017年もあと少し。会社も、現場も、そして私ももう冬期休暇に入っているのですが、今日は新築・木の保育園の現場を訪れました。昨日の最終作業である基礎立上りのコンクリート打設に立会い出来なかったので、その確認に。

 

 

 

現場の状況は職人さんやスタッフの間でグループチャットを活用し、全て共有できているので、予定通り打設が完了したのは昨日ちゃんとわかっています。でも、やっぱり今日は自分の眼で確かめておきたかった。この一年の締めとして。

 

 

 

今年は、私にとって大きな節目の年になりました。年明け早々に住まい手のお客さまからご依頼をいただいて、今まで建築したことのない、しかし個人的には永年の悲願でもあった「木の保育園」づくりに取り組むことになったからです。

 

 

 

企業主導型保育事業という国による助成事業を活用して、まずはご自宅である木の家をリフォームして保育園にする、という計画からスタート。その建物は「梛の木(なぎのき)保育園」として開園、子どもたちの生活が始まっています。

 

 

 

それと並行して、以前にKJWORKSのリフォーム工事として設計施工した保育園のお客さまからもお声がけがあり、同じ鉄筋コンクリートの建物のなかの別のスペースを同じく「木の保育園」にする、というご依頼をいただきました。

 

 

 

そちらは現場が進捗中で、来年1月後半には出来上がります。2月からはそこでも子どもたちの生活が始まっていくんですね。また、以前つくらせていただいた方のスペースにも手を入れて、さらに楽しい空間にする計画も動いています。

 

 

 

そして「梛の木保育園」のお客さまから引続きのご依頼で、今度はいよいよ木造新築での「木の保育園」が。設計や申請を経て、工事に着手できたのは今月の中旬。そこに至るまでの永い時間、敷地選びからずっとご一緒してきました。

 

 

 

このように今年はいくつもの「木の保育園」に関わらせていただき、今までの家づくりとはまた違った「施設」というものと、様々なことを学びながら格闘する一年でした。少し大袈裟ですが、自分では全身全霊で取り組んだつもりです。

 

 

 

ただ、ずっと色んなことを考えて計画や設計、打合せを重ね、その結果として出来上がった園での子どもたちの様子を見て、そして今思うことは、保育園とは児童福祉施設であっても、やっぱりその本質は「家」なんだ、ということです。

 

 

 

子どもたちが五感と体全体を使って伸び伸びと感じ、動き、食べ、眠り、先生や他の子どもたちと関係を結ぶ。その全体を包み込むような空間は、やはり「家」の延長線上にあるべきもの、木の家であるべきものだと改めて強く感じます。

 

 

 

そんな「子どもたちの木の家」を今年は3つも実現にこぎつけることが出来て、まさに感慨無量とはこのことですね。今日は、コンクリートを打ち終えてもう誰もいない現場に立って、そんなこの一年間のことを想い返していたのでした。

 

 

 

とは言え、まだ「木の保育園」2つの現場は続きます。年明けからも気を抜かず、最後まで邁進せねばなりません。でも、まあ今日くらいはちょっと感慨にふけってもいいか。しばし現場でそんなことを考えた、今年最後の志事でした。

 

 

 

皆さま、今年一年たいへんお世話になり、どうもありがとうございました。来年も引続き、どうぞよろしくお願いいたします。2018年、よいお年をお迎えくださいませ。