碧のシミュレーション

2018.3.1|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 KJWORKS

 

〈木の空間のアクセント、ようやく決まりました。〉

 

 

 

ご愛読、ありがとうございます。木の家づくり・暮らしのプロデューサー、山口です。

 

 

 

今日もまた新築・木の保育園のお話を。現場はついに大工さんの木工事が今日で完了、明日からは室内の仕上げ工事へと移ってまいります。その各部の仕上げのなかで、ぎりぎりまで決まらなかったのが、冒頭の写真の場所なのでした。

 

 

 

薪ストーブの後ろに、無地2色と柄ものが組み合わさっていますね。実はこれ、ストーブ後ろの耐火壁をタイル張りにする、その張り方のシミュレーション。タイルの画像をスキャンして、組合せは私が考えて画像ソフトでつくりました。

 

 

 

まず、薪ストーブがある保育園というのもかなり珍しいのではないかと思います。無論安全には注意しないといけませんが、炎が生む輻射熱の暖かさを子どもたちが体感できる空間に、という園長先生のご希望に沿って設置されることに。

 

 

 

そして、ストーブの後ろには耐火壁を設ける必要があり、その仕上げは当然熱に強いモノが選ばれます。ALC版に漆喰塗り、レンガ壁、そして今回のようなタイル仕上げ、など。タイルも、普段はもっとレンガっぽいものが多いですね。

 

 

 

しかし今回は、基本的に無垢の木と白い漆喰の仕上げとなる室内空間の中での数少ない「彩り」のアクセントになる、そんな感じにしたいとのご要望を受けて、数多い候補の中からいつもとはずいぶん雰囲気の違うモノが選ばれました。

 

 

 

ターコイズブルーというべき碧い色調が、なかなか美しいでしょう?これは50✕20cmの大判タイルで、白と碧の無地にも大理石のような流紋があります。柄物の方は少しモロッコ的な風合いもありますが、単色なのでとても優しい雰囲気。

 

 

 

まずはタイルを絞込み、次に単色でなく組合せでいくことを決め、そして3種の組合せも色々と話し合い、ようやく最終決定。実際には2次元でなく、ストーブと耐火壁との距離もありもっと立体的になりますが、それも想定済みです。

 

 

 

無垢の木と漆喰が主となるKJWORKSの家づくりでは、こういう「柄ものを選ぶ」ということがほとんどなく、色々と苦労はしましたが、私としても楽しい時間でした。空間の彩りにタイルもやっぱりいいな、なんて改めて感じた次第。

 

 

 

木の空間に碧いタイルの壁、そしてその前の黒い薪ストーブの中には、赤い炎。そのコントラストが織りなす表情が、そしてそこに集っている子どもたちの姿を見るのが、今からとても楽しみ。ものづくりの喜びを感じられた時間でした。