希望のたより

2013.3.5|カテゴリー「「はるか」の想い」|投稿者 山口敏広

はるか希望たより01

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家の設計士、山口です。

 

堺で始まっているグループホーム「みんなの我が家 はるか」の建設工事は、敷地の高低差を土留めする擁壁の工事が、日々進んでいます。それと並行して、建物の方の仕様、設備などの打合せをおこない、徐々にその建物の内容を固めつつある、というところですね。

 

先日その打合せの帰りに、この「愛のケア工房 はるか」の会長さんと少しお話をさせていただき、その時に「はるか 希望たより」という情報誌をいただきました。A4の紙一枚、表裏にはるかさんからの情報発信がいっぱいに掲載されています。

 

今回の分は、先日の地鎮祭のことを大きく取り上げていただいていました。そこに書かれていた会長さんの文章がとてもよくて、何だかじ~んとしてしまった私なのです。以下に引用します。

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2月11日の建国記念日に晴美台3丁において地鎮祭が行われました。『みんなのわが家 はるか』がいよいよ建つことになります。「はるかのわが家」の未来を象徴するように青空がどこまでも広がる清々しい朝でした。

 

昔、知人の母は京都の山奥のホームに入って、最後まで自分を失って生活していました。家族も年に1、2度の訪問で、絆はすっかり切れていたように思います。

実習をさせてもらったホームでは、エレベーターの前でいつも待っていた婦人がいました。「家に帰りたい」そんな切ない思いが伝わってきました。

 

その時から「ここが私の家なのよ」と胸を張って友達に話せる『我が家』を作りたいと思っていました。ニュータウンの戸建の中に作ること!が私の夢でした。

 

住宅街でいつもと同じ生活をする。朝は散歩で始まり、朝食を終えたら近くのスーパーに買い物に行ったり、好きな場所へお出かけをする。

みんなでお掃除も料理作りもできる、健康な生活が始まります。お花や野菜作りも始めましょう。趣味のお稽古もしてみましょう。

 

お昼には30分以内のお昼寝と毎日の軽い体操で脳はいつもすっきり。決してボケていく事はありません。尊厳を保ちつつ、自分らしさを失わない生活を。それが私の老後の夢でもありました。

そしてその場所は、家族の人たちが気軽に訪ねてこれる場所であります。

(中略)
残り少なくなっていく人生を、最後まで愉快に楽しく暮らしていきたいです。毎日が笑いのある日々で過ごせるように、夢を実現して行きたいと思います。
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こういう想いから、今回のグループホーム計画、「みんなの我が家」づくりは始まったんですね。閑静な住宅街の中にある敷地、隣が広い公園という最高の立地も、きっと会長さんのこのような熱い想いが引き寄せたものだったのでしょう。

 

この文章を読んで、本当にありがたいご縁で「みんなのわが家」づくりのお手伝いをさせていただけることに、あらためて心から感謝をしました。

 

そして、この想いを、建物に携わる全ての人に伝わるようにしなければ。そうも痛感した次第です。