擁壁の地盤改良、完了です。

2013.2.28|カテゴリー「「はるか」日々の動き」|投稿者 山口敏広

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ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家の設計士、山口です。

 

今日はグループホームの現場へ進捗確認に行ってきました。先日この敷地の開発許可が降り、まずは敷地南側にあった法面(斜面)部分に擁壁(ようへき)をつくる工事から、スタートしています。

 

擁壁というのは土を留めるコンクリートの塊で、かなりの重量になります。開発許可申請の中で、この擁壁下の地盤もボーリングにて調査することが指導され、調査の結果、地盤の改良工事を施してから擁壁をつくることになりました。

 

敷地は泉北ニュータウンにあるのですが、このすぐ近くは「陶器山」と呼ばれる場所なんです。この古い地名は、昔この地で陶器の生産が盛んであったことを表していて、昭和40年代に泉北ニュータウンが開発された際、多くの窯跡が発見されたそうです。

 

陶器山から泉北ニュータウンの土は「淡水性粘土」で、古代にはこれを使って多くの須恵器が焼かれたとか。そんな土壌ですから、陶器をつくるには向いていても、建物を載せるには、強度が不足しがちな地盤なんですね。

 

そんな地盤ですから、改良工事はある意味「仕方ない」ことではあります。今日はその、擁壁下の地盤改良工事が完了と聞いたため、その確認をしたというわけなのでした。

 

地盤改良工事といえば、セメントミルクのような地盤改良材を用いて、柱状に土を硬化させてしまうものが主流です。確かに強度は充分に出ますが、あまりエコな工法とは言えませんし、将来的に撤去することになった場合、非常にそれが難しい工法だと言えます。

 

今回はそういうこともふまえて、「天然砕石パイル工法」というものを採用しています。石を砕いたものを柱状に埋め込んで締め固めることで、強度を出しながら将来的に撤去することのない、天然材料を用いた方法なんですよ。

 

陶器山の柔らかい地盤が、天然砕石によってしっかりと締め固められ、これで擁壁を載せる準備ができました。建物自体の工事まではまだまだですが、まずは地面の下から、着実に工事をしていきますよ!