呼吸する壁モイスを下地に使う

2019.2.22|カテゴリー「家づくりのヒント」|投稿者 安本峰樹

「モイス」と言う素材をご存知ですか?
バーミキュライトなど天然鉱物を原材料にした白い板状の素材です。
とっても吸放湿性が高い素材で、最近ではキッチンの背面収納家具などに利用されているので
見たことがある方も多いかもしれません。
KJワークスでも、押入れや洗面所などの湿気の大場所の壁や天井に使用したりしています。

ですが、モイスは元々それだけのものではありません。
実は、強度もかなりあるため筋交いの代わりの補強材として建築物にも使用されています。
KJワークスの「木想家」ではこのモイスを筋交いの代わりに外壁廻り全体に貼っていきます。

構造用合板でもいいのですが、一番の違いはモイスが「呼吸をする」という事。
実際に息を吸ったり吐いたりするわけではありませんが、先述の吸放湿性が高いことから
調湿効果のある構造用面材として壁の下地には最適なんです。
構造用合板では吸放湿性はあまり期待できません。
その代わりモイスを使用することで、怖い壁体内結露や夏場の湿気から壁の内部を守ってくれます。

家の長寿命化に大敵である「地震」と「湿気」その両方を1枚で対応できるのが
「モイス」の魅力です。

現在建築中の奈良のHさんの家でもモイスの施工が完了して室内からはモイスが見えています。
これから断熱材を充填するので、これからは見えなくなりますが、見えないところでずっと
Hさんの家を守ってくれるのです。

見えないところにこそ、安くはないけれど性能の良いものを使いたいですね!

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