工務店は住まいのお医者さん

2017.6.24|カテゴリー「住まい手さん訪問」|投稿者 安本峰樹

リフォームして11年目を迎えるIさんから水漏れをしているという連絡がありご訪問してきました。

Iさんの家は、箕面で築40年近い家を中古で購入され大規模リフォームして思い描いていた暮らしを実現されています。

そんなIさんの家ですが、リフォームなので水道配管も外回りを中心に既存配管を利用しています。

今回お風呂のすぐ外で水漏れが起こり、昨日水道検針の水道料がすごいので予定を早めて対応してほしいというご要望を受け、急きょ業者さんの段取りを調整して、翌日の朝から水道工事をすることになりました。

水漏れも、外の勝手口横の土間が濡れているということで漏水個所は特定できていませんでした。

当初、浴室内部もしくは、キッチン周りの漏水を想定していたのですが、聴診器等を使い水漏れ箇所を絞っていき怪しいと思われる、外の土間を割って水道配管を探してみると。。。

建てた当初の古い水道配管から水が噴き出していました。

見ると、古い水道管、古い排水管、新旧のガス管に交じって直径5cm程の太い根っこが配管に沿って伸びています。

少し離れた場所にモチノキがあるのですが、そのモチノキの根っこが悪さをして、水道配管を押して継ぎ目から水が漏れていたのでした。建築当初からは数十年の年数が経過しているので、想像以上に根っこが伸びていたのです。

水漏れ箇所はちょうどガス管などの配管が集中している箇所でしかも根っこが絡んでいるので難しい工事でしたが、水道屋さんの機転でうまく処理することが出来ました。

修繕作業をずっと見学されていたIさんいわく

「悪いところを緊急で治してくれるのはお医者さんみたいですね、配管も難しい組み方を即座に検討して実施する、まるで外科手術のようでした。」

と感心しきりでした。

今回比較的作業しやすいところで漏水していたので、修理が軽微で済んでよかったです。

最悪、お風呂や洗面所の床下もしくは地中の配管も想定していたからです。

古い家では、木の根っこが配管、特に排水管を痛めてしまう例が多いです。

築数十年が経ち、あまり大きくなってしまった家の近くに木は、ある程度割り切って処分した方が良いのかもしれません。

Iさんも迷われていた木の伐採を今回の修繕で決断された様子でした。

「困ったときにお手伝いして問題を解決する」、家と体と対象は違うのかもしれませんが、お医者さんも工務店も社会的な役割は近いものがあるのかもしれませんね。

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古い配管が重なりながらも根っこが伸びて、対応するのにパズルのような配管工事でした