惜しまず使う

2017.2.10|カテゴリー「職人さんについて」|投稿者 安本峰樹

箕面森町のNmさんの家では大工さんの工事もひと段落して内装工事の真っ最中です。

ケイジェイワークスの内容は、ローラー漆喰が標準です。

漆喰は消臭調湿効果に優れた自然素材ですが、左官仕事になるとコストが上がってしまうのが難点。

そこで、内装屋さんでも塗れるようにローラーで漆喰を施工できるようにしました。

そのためには、下地の準備が必要で、下地には伸縮が少ない特殊な紙を貼ります。

ちょうど、この日は下地の紙を貼っている最中でした。

ケイジェイワークスでは使わないですが、内装屋さんは普段ビニルクロスを貼っておられるので紙を貼っていくのは訳ないです。

糊付けされた紙を広げ、まっすぐに貼って、冶具で抑えて、残りをカッターできる。。。

見事な手さばきです。

しばらく見ていると、あることに気づきました。

紙を切っているカッターの刃をよく折っているのです。

一つの壁を施工する際に、3回くらいカッターの刃を折っています。

聞くと、紙をきれいに仕上げるために、カッターの刃を常に切れるようにしておきたいので、刃を惜しまず折っているとの事。

大工さんはノミや鉋の刃を常に研いでいますが、カッターの刃は研ぐことができないのでどんどん刃を折って行って新しい切れ味で施工してくれているのです。

カッターナイフの刃は、折るたびに新しい歯が出てくるので切れ味が衰えませんが、ここまで頻繁に歯を変えるとコストもかかってきます。

ですが仕上がり優先で、見えないところにこだわりを持たれていました。

職人さんは仕上がると見えなくなる下地の時から、気合を込めて作業をしてくださるのが良く分かりました。

ありがとうございます!

 

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