経年変化による無垢板家具の醍醐味!

2017.10.30|カテゴリー「キッチンと家具とインテリア」|投稿者 福井綱吉
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家具は何でも無垢板を魅せるのが素敵な訳でもありません。

私の会社のE-BOX彩都モデルハウスのキッチン(最初のキッチンの写真)で言えば、対面キッチンのシンクやコンロのあるキッチンカウンターは栗の無垢板で、カウンター下の扉の全てはセンの無垢板にしています。

カウンターはガラスコーティングで、扉は亜麻仁油2回塗りです。

そして、背面の収納はカウンターを無垢板にして、扉は無垢の荒々しい表情とは対比したおとなしいシナの突板でフラッシュ戸にしてバランスを持たせています。

全てをセンの板目ではちょっと仰々しい感じにもなりますからね。

 

本当は、無垢でもおとなしい柾目のシナ材やナラ材、タモの柾目等であればもっといい感じになるのかもしれませんが、そういった柾目の無垢板で品揃えすると、べらぼうに金額も高価となりお客様への提案には現実的でありません。

ですから、こうした手法をよくとります。

予算云々を度外視されるお客様であればもちろん、無垢の柾目の板をあちこちの産地で探しますが。。。

 

ただ、ご覧の写真はまだ完成して半年後の写真ですからまだ、木目の表情が安定していませんが、3年もしますと本当に落ち着いた自然やけした素敵な表情に変わります。

 

もう一枚の洗面収納家具は、わが家の真樺の無垢板を使った今年で16年目を迎える無垢板家具です。

完成当初はもっと赤身と白太の入り混じった荒々しい表情だったのですけど、今は色合いも落ち着いて惚れ惚れするほど素敵な表情になっています。

 

DIYで簡単に組み立てられる格安のユニット家具も便利で不要になれば捨てればよい!

消耗品ですから暮らし方が変われば買い換えて捨てる!

 

そんな考え方も有りますが、私は若い頃から家具は財産、次代に引き継ぐモノ!そう考えていましたから、消耗品は殆ど買ったことがありません。

照明やコモノ、机、文具、全て、私の思想は消耗品という考え方には否定的です。

そんな意思共有できるお客様との出会いが私の木の家づくり、家具づくり、暮らし方づくり、薪ストーブライフに繋がっています。

そうした人生の思想が大事なんです。