古民家リフォームの失敗事例です!

2018.10.6|カテゴリー「リフォーム」|投稿者 福井綱吉
IMG-6943
心地良い天井空間です!

 

 

ご覧のような天井の再利用、いい雰囲気ですね。

 

かつてこの天井の上には断熱を兼ねた藁すさ入りの土が10cmほど塗り固めてありました。

 

土の上の空間は小屋裏です。

 

外の空気が通う空間。

 

要するに外です。

 

 

 

夏の瓦屋根から降り注ぐ熱い熱を屋根下地の土で止め、更に外空間の小屋裏に降りる熱を換気と天井の上の土で止めます。

 

更に言えば、この天井の下に本来の天井も造ります。

 

ですから、昔の瓦屋根の家は本当に涼しかったのです。

 

 

 

 

ですが、屋根以外はというと。。。

 

壁にも土を入れて構造に強く、断熱の意味あいもあったのですが・・・

 

それはムシムシする夏対策であって、冬対策はしていませんでした。

 

窓や床下は、冬に対して完全に無防備です。

 

『夏をもって旨とすべし

 

冬の寒さぐらい我慢できるが、夏の蒸し暑さだけはどうしようもない!

 

そういう考え方が基本でした。

 

 

 

お陰様で。。。

 

万が一、台風や大雨で瓦からの雨が侵入しても瓦の土でいったん雨水は止まり。。。

 

更にそこから漏れても、小屋裏のこの土で止まります。

 

ですから、瓦が仮に割れても、簡単には室内に雨漏れはしません!

 

 

 

そんな素敵な工夫された家も、地震には弱い。。。

 

そこで、屋根の土を無くし、下地の土を使わない桟瓦に変えて、天井上の土も無くし、天井板を掃除してその上にしっかりとした断熱を施し・・・

 

その状態がこの写真です。。。

 

 

 

が、このお家の場合、小屋裏を再利用しない為に小屋裏は外のままで。。。

 

台風や防風の時は小屋裏を風が走り・・・

 

掃除したはずの天井板から細かな砂が落ちてくる。。。

 

 

 

迂闊でした!

 

なんぼ掃除しても板と板の細かな隙間の粉末状の土は取り切れません。。。

 

というか取り切らなかったのかも知れますぇん。。。

 

結果、粉末状の砂が風の強い日には僅かながら落ちてくる。

 

 

 

家づくりのプロなのに恥ずかしい失態!

 

。。。で、今回は、この板の下にシートを一枚敷き、その下に新たな杉板を染色して張るコトにしました!

 

もっと気を付けないといけない失態事例の告白でした!

 

お客様にはご迷惑おかけした次第です!

 

このご迷惑を肥やしに今後の教訓にします!