瓦屋根の葺き替えは久しぶり!

2018.10.28|カテゴリー「伝えたいコト」|投稿者 福井綱吉
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気持ちの良い秋晴れ。正面左には千里中央の高層マンションが見えます!
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この瓦が、石見瓦(いわみかわら)の銀黒(ぎんぐろ)です。

 

大阪北部地震と台風21号の爪痕はまだまだ復旧できていません。

 

北部の街中を車で走っていると、まだまだブルーシートの屋根がいっぱい。。。

 

瓦屋根は地震に弱いとか瓦屋根はもう駄目!

 

とかの風評で、阪神大震災以降はめっきり減ってしまった瓦屋根工事。

 

 

 

私の会社でも今年は新築で2軒だけでした。

 

その1軒は鹿児島で葺いた日置瓦。

 

そして、ご覧の北摂の建物は石見瓦の銀黒。

 

結局、今年は淡路や三州のいぶし瓦は全く使わずじまい。。。

 

 

 

けっして瓦が弱いのではなく、今の時代では風評も重なって、瓦職人がどんどん廃業して土を載せた瓦は修復も難しく、地震や台風対応するなら土を使わない桟瓦にすれば良いし。。。

 

今回の地震で壊れたのは多くはその昔の棟の瓦。

 

そういう意味ではいつまでも、昔からの形にとらわれず、屋根のてっぺんの収まりを積み上げるのではなく、兜の形で覆うのが揺れには一番安心。

 

KJ WORKSではご覧の写真のように変更してみました。

 

 

 

今回は、土の上に載った瓦と土ごと撤去して石見瓦の銀黒で葺き直したものです。

 

関西では馴染みが薄いのですが、石見瓦は焼き温度も相当に高く、淡路瓦より丈夫です。

 

4年ほど前に、島根県大田市で石見瓦の赤瓦を使って以来!

 

 

 

ねずみ色ではなく、限りなく銀色とクロに近い・・・

 

いぶし瓦のように全面がいぶし色では無く、釉薬瓦ですので裏側には塗りはありません。

 

 

 

住まい手のご主人はいぶし瓦に当初、固執されたのですが・・・

 

関西の瓦職人は全く動けず、今回、無理をお願いし、広島から泊まり込みで来ていただきました!

 

広島でも忙しいのに、1週間泊り込んでのシゴトにほんと、感謝感謝です!

 

 

瓦は日本の文化。。。

 

何とか、マスコミ始め、もっと正しい瓦の安全性を伝えていくことも大事です。

 

せっかく知り合った広島の瓦屋さん、これからも機会がればお願いしたいものです!