日本の街並みと家づくりのこと・・・・・

2008.10.17|カテゴリー「伝えたいコト」|投稿者 福井綱吉

今日は故あって会社には出ておりません!

奈良県内のとある街界隈を歩いていたのですが、古い家や新しい建売住宅、汚く朽ちた戦後の建売?分譲?住宅とありとあらゆる統率の取れない家々が入り乱れて、13日までいたヨーロッパの街並みとの違いに、どうしてここまで違いすぎるのか不思議でなりませんでした。

ドイツで見かけた町並みでは、自分の敷地に駐車場を設けずに、路上に平然と車を置き去りにするその習慣?にはかなり疑問(駐車違反もありません)を感じたのですが、そんな様は大した問題ではなく、わが日本の街並みの汚さにはとてもかなわない現実です!

私に、何が汚く感じるかといえば、例えば家の外壁に使うサイディングやセラミック材・・・・・製品としては実に画期的な良いものだと思うのですが、素材として素材本来の姿がないこともあります。タイル柄にしたり、レンガ模様、大理石柄、塗り壁模様、石模様・・・・・皆、似非モノなんです。この似非モノ(偽物)がいやらしい!その辺を作るメーカーや採用するビルダーがしっかりと考えて使って欲しいし、センスが無さ過ぎます。

そして、地域全体を考えた家づくり、姿を共有していない・・・・・この辺もお粗末な原因かも・・・

ヨーロッパに行って感じたのは、人々が皆、街を、自宅を大切に、共有の財産とする、そんな長年の歴史があるから、それを守るために街並み全体のセンスの良さも身についている・・・・・反対に、今の日本の街並みには街全体を考える考え方がそれぞれの家々にはなくなってしまった・・・・・戦前はあったのですが・・・だから、センスも無くなった・・・

たまに海外に行くと、あたり前となってしまった現実が如実にわかるものだと再発見を都度し続けています。

そういう意味で、お金があるから、会社が儲かっているからとか、余裕があるからではなく、地域に根ざす工務店のトップは、どんな台所事情であれ、ヨーロッパの住宅事情や街並み、社会財産となる施設や建物、風景、保全の仕方など、毎年でも見て廻る・・・・・それを少しづつでも自社の家づくりに反映してゆく・・・

近隣や隣家に配慮した家づくり、街並みに似合う家づくり、そんな仕事が地域に根ざす「家づくり工務店」の使命だと、またまた実感しております。

最近の分譲住宅
写真では日本の大手ハウスメーカーのような連続した家々なのですが、茶色い部分は、無垢の板張りですし、陸屋根の裏側に見える垂木はやっぱり無垢の木にペイント塗りです。素材は本来の素材を使っている・・・そんなところがやっぱり違いますし・・・センスがダントツに違います。

路上駐車は解せませんが・・・・・
街並みがそれに勝っています!

古くなっても許せる感じ!
奥のリニューアルした家の正面の壁は、確かウロコ柄ではありますが鉄板です、けど、手前の正面の壁は、建築当時のアスベストの原石の切り板だそうで・・・これはかなりやばい・・・・・こうした家々がかなりありました。