その地の風を識る

2014.9.2|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

2014-09-02 13.34.31

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

今日は終日KJWORKS阪神の事務所で作業の日。途中お客さまもみえて、早速「芦屋K.J.文庫」の話で盛り上がったりして、気持よく過ごせた一日でした。

 

今日ここで気持よく居られたのには、もうひとつ理由があります。それは、窓を開けて、通り抜ける風を感じながら過ごせたから。思えばこれは、ここに来て初めてのことだったんです。

 

この事務所のリフォーム工事が始まったのは、7月初頭。もうすっかり夏モードで、現場が終盤に近づいてエアコンが設置されるのが待ち遠しいような、そんな夏の工事だったんですね。

 

8月に入って、ここへの引っ越しの日々も、暑さとの戦いでした。そんなことがあっただけに、このところの過ごしやすさは、より一層ありがたく感じられましたね。

 

そして今日は、昨日の雨もあってか、朝からとても快適な感じ。事務所へ出社して窓を開けたら、東側の窓から心地よく風が入ってきて、北側の窓へと抜けていきます。

 

ずっと、あまり好きとは言えないエアコンに頼らざるをえない日々でしたから、今朝の吹き抜ける風の爽快感といったら、もう思わず声が出るほど。すぐ北で動いている阪急電車の音も、思ったほど気になりません。

 

思えば、この地での風の流れを実際に時間をかけて味わうのも、初めてかもしれません。事務所の物件を一所懸命見て歩いていた頃は、冬でしたから、風を楽しむという感じではなかったのです。

 

阪神地区では、南が海、北が山ですから、大きな風の流れは、日中は南から北へ、夜は北から南へ、だと理解していました。でも、今日午前中の爽やかな風は、東から。これは東側にある芦屋川とも関係しているはずです。

 

KJWORKSの家づくりでも、その地の風を知ること、風向きを把握し、その風通しを想定することは、非常に大事な部分です。建て替えの場合は住まい手さんによく聞き、そうでなくても、かなり想定をしてプランに反映させます。

 

でも、このテナントビルに自分が入ることを計画していきながら、眺望や広さに比べて、風のことは普段ほど重きをおいていなかったなあ。今日の風に吹かれながら、それを思ってちょっと恥ずかしくなった次第。

 

でも、思わぬ方向から清涼感に満ちた風が事務所内を流れていってくれたことは、そんな風に家づくりを考えることに慣れた私には、思わぬオープン祝いのプレゼントのように感じられました。

 

冒頭の写真、吹き込む気持ちいい風を受けて、パキラの兄弟も何だか嬉しそうでしょう?私も一緒に喜んでいたんです(笑)。

 

ここは事務所ですが、今日のように私が一日の大半を過ごす「暮らしの場」でもあります。これから始まる秋の心地いい風、しばらく楽しませていただくことにしましょう。それが「六甲おろし」へと移り変わるまで。