つくりながら観る

2014.5.5|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

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ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

今日は新築の家づくりのお客さまと、実施設計の細かい打合せをさせていただきました。担当の田辺と二人で、間取りからさらに進んだ詳細な内容、コンセントの位置、スイッチの位置、収納の中身、などを徐々に詰めていく打合せでした。

 

そして今日はある趣向があったんです。打合せの後、以前からご希望されていた「事例見学」を。池田にある築二年の木想家へ、一緒にご訪問したんです。そして、同じように細かい打合せを経て家づくりをおこなった住まい手のIさんから、色んなお話をお伺いしました。

 

KJWORKSでは、単なる「完成見学会」ではなくて、もっと家づくりをお考えの方々に、ほんとうの意味で参考になる見学会、勉強会を、と常々考えています。それが、ひとつには「現場を何度も見る」という趣旨の「お家の勉強会」です。

 

そしてもうひとつは、住んでおられる木想家におじゃまし、住まい手の方のお話を聞くという「住まいと暮らしを体感するバス見学会」です。がらんどうで生活感のない完成見学会など、あまり参考にならない。それよりも、つくっている途中、そして住んでいる家を!というわけですね。

 

今日も、バス見学会ではありませんが、実際に自分の家の細かい設計がはじまったお客さまに、同じその段階を経て家をかたちにされ、そしてそこに暮らしておられるお客さまの声をお届けする、そんな試みだったのです。

 

実施設計の中でいろんなことを説明しても、それが実際の家になった時、三次元でどのようになっているのか、それは建築の素人であるお客さまには確実にイメージしにくいもの。設計の話をしながら、一方で同じような話が実際の家になったものを見学することは、まさに最高の「イメージのための方法」なのです。

 

家づくり進行中のOgさんにとっても、これほどわかりやすい方法はないでしょう。また実際の家づくりの先輩の話を聞いて、それを経験として自分の家に活かしていくことができるのですから、これほどためになることは、きっと他にはありませんね。

 

今日は打合せの中で「家族の間まわりの収納家具」のことも話していたので、Iさんの家にある色んな収納家具の形や大きさ、そのあり方が、どれもOgさんには非常に参考になられたようでした。

 

冒頭の写真は、カウンター収納とパソコンカウンターが一体化した、この家にしかないKJWORKSオリジナルの家具です。私たちの言う「家族の間」まわりには、細々としたモノのための収納が必要で、この家ではこういうかたちでそれが実現されているんですね。

 

木想家の間取りは、一軒として同じものはありません。すべて敷地と住まい手のご家族に合わせて、千変万化します。でも、その考え方の芯はいつも変わらないので、違った土地の違った木想家も参考になるし、むしろ違っているからこそ、「自分はどうする」という答えを模索するのにとても役立つのだと思います。

 

自分の家の設計を進めながら、まさに家のかたちをつくりながら、家づくりの先輩たちの苦労と楽しみの跡を観る。これが、私たちKJWORKSがお客さまにご提供できる、最上の「納得の家づくり」だと、私は信じています。

 

今日もそれが実現できて、とても嬉しかったのでした。ご協力くださったIさん、本当にどうもありがとうございました。