とんがり屋根のころ

2015.8.2|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

2015-08-02 10.53.35

〈築13年の木想家へご訪問。このカタチが、その頃の自分を思い出させてくれます。〉

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

今日は、伊丹市でお住まいの、築13年の木想家へお邪魔してきました。ちょうど7月が「お家の誕生日」でもあるところへ、お客さまからメンテナンス項目のご相談があったものですから。

 

昨年の今頃はまだKJWORKS阪神へ移ってくる直前でした。今回久しぶりに、この木の家へご訪問してきたんです。でも、自分が間取りを考えた家は、やっぱりちゃんと覚えているものですね。

 

このお宅は、路地の奥にあって、車が駐められません。だからこそ車を必要としないご夫妻がうまく入手できたのですが、その路地の扱いについて、建築確認を取得するまでに非常に苦労したことも、今日お伺いしながらまざまざと蘇ってきました。

 

そして冒頭の写真。おお、13年経った状態としては、非常にいいです。もっと外部の木部が傷んでいるかと思いましたが、想像していたよりも良好な状態に保たれていたので、ホッとしました。

 

といっても、やはり色んな部分がそろそろメンテナンスを必要としていました。奥さまとその対処を打合せしつつ、お嬢さんにご挨拶を。いやあ驚きました。私の中では赤ちゃんのままなのですが、彼女はもう中学生(笑)。13年、あっという間で、でも長いですね。

 

このお宅の2階は、写真のとんがり屋根がそのまま表しになった、五角形のかたちのお部屋。端っこは1.4mくらいの高さで、そこから屋根に沿ってどんどん高くなる、まさに「家形」の部屋なんですよ。

 

このお宅をつくったころ、その空間の面白さをイメージとして共有できるお客さま方と、何軒かこういう「とんがり屋根の木の家」をつくりました。とても懐かしい。その家形の部屋、内部からはこんな感じです。

2015-08-02 11.37.34

 

とんがり屋根のてっぺんに向かって、1階から枝付き丸太を登っていく「登り丸太」のある吹抜空間。13年の歳月が、なんとも言えない味わいを丸太にも、梁にも、床板にも纏わせてくれていました。実にいい。

 

やはり「年月が経つほど味わいが増す」というのは、木の家の一番の長所だなあ、今日は改めてそう思いました。出来た時が一番ではなく、そこがスタート。住むほどに風合いがよくなる家、最高ですね。

 

でも、昨今ちょっとこの「とんがり屋根の木想家」とはご無沙汰でした。この方法に問題があったわけではないし、久しぶりに訪れてやっぱりいい感じでしたので、またやりたいなあ、なんて思ったりして。

 

この構法は、どちらかというと「山小屋」テイストがお好みの方によく合うつくり方です。その家が10年以上経ってどうなるかを、今日はしっかりと体感してきましたので、そういうお好みのお客さまには、またそのフィードバックをふまえたご提案、させていただこうと思います。