ながら志事から

2015.1.12|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

2015-01-11 11.55.11

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

今日は終日、芦屋のKJWORKS阪神事務所にて作業でした。前からわかっていたことなので、ちょっといつもと違う時間の過ごし方をしようと、昨日のうちに買い物をしておいて、やってみました。

 

年末年始って、どうしても色々と食べ過ぎてしまいがちですよね。私もなんだか胃が大きくなって、体重も増えてしまいました。よし、年明けの事務所での食事はヘルシーに、ということで、いわゆる「デトックス」を取り入れようと思い立った次第。

 

そうしたら、年始の挨拶にいったうつわのお店『bonton』さんで、見るなり一目惚れした器を入手してしまいました。買えば当然使いたいので、この器に合う温かい汁物をつくることにしたんです。

 

昨年このブログでもご紹介しましたが、事務所でのお昼ごはんには普段、電子レンジ用圧力鍋「MEYER」が活躍しています。今回もそれでいこうかとも思いましたが、いや、今日はずっと事務所内だし、いっぺん「弱火でコトコト」をやってみよう。お鍋をかけながら志事しよう、というわけなのでした。

 

そこで、冒頭の写真のような光景が阪神事務所のキッチンに登場です。大根、人参、牛蒡、しめじを刻んで、お鍋に蓋をしてじっくりと煮込みます。家からもらってきた残り物の蓮根も、少し。こういう根菜の旨味を出すのって、やっぱり「時短」よりも「じっくり」がベターですよね。

 

時間をかけた甲斐あって、なかなか良い感じでスープパスタが出来ました。使いたかった器に入れて、Facebookに投稿してから、美味しくいただきました。味は文句ないのですが、やってみてはじめて感じたことがあります。

 

私が座って志事している席からキッチンまで、歩いて6歩。すぐ近くにあるのですが、お鍋の様子は見えません。一番弱火だから心配ないと思うのですが、何だかちょっと落ち着かない。お鍋が気になる。

 

普段の事務所ごはんも、家で調理をする時も、ほとんどかかりっきりでやって、「何々しながら」をしたことがないので、私はあまりこういう感覚をもったことがなかったんですね。そこで頭の上に「!」が。

 

家づくりのご要望をお客さまからお聞きするときに、「キッチンのすぐ横にちょっとした座れるコーナーがあれば」というお話がよく出ます。今までも頭ではわかっていましたが、今日はそれが本当に自分の感覚としてストっと腑に落ちたのです。「ははあ、これか!」と。

 

暮らしのなかでの人の動きだけでなく、その時の感覚も自分のものとしてもっていた方が、つくり手としてよりよい筈です。単に食事だけでなく、そういう意味でもやってみてよかったなあと、根菜の滋味あふれるスープを飲みながらしみじみ感じたことでした。