にわ部屋にわ

2015.3.23|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

2015-03-22 09.27.34

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

今日も、昨日あちこち動き回った中から、家づくりの今をお伝えしましょう。来月末にお引渡しを控えた高槻市の現場で、お客さまと打合せをさせていただきました。

 

現場の方は、大工さんの作業がずいぶんとはかどっていました。漆喰などの左官かべの下地となる石膏ボードが大部分張られ、部屋の間仕切りが出来てきて、仕上がりがイメージしやすくなってきましたよ。

 

冒頭の写真は、この木想家の「家族の間」の一部、居間にあたる部分です。ご覧のとおり、真四角ではありません。多角形の部屋、その2つの面に大きな掃出窓が付いていますね。

 

掃出窓とは、外に出られるような床まである窓。そう、この居間はふたつの庭に面しているんです。向かって右側が「南の庭」、そして左側が「北の庭」。ですから全く狭さを感じない、外へと広がる部屋です。

 

南の庭は大きく、燦燦と陽の光が入り、明るく、広々と。そして北の庭は、こじんまりと、落ち着いて、ほっと出来るような。そんな性格の違うふたつの庭、そのどちらもが楽しめたら、いいな。

 

プラン(間取り)をつくっている時、そんなことを考えていました。北の庭の方には、遠くの山も見えるかなあ、なんて。その時のイメージがついに現実になった場所、じっくりと確かめていたんです。

 

二つの庭に挟まれて、この部屋は風通しもとてもよいはず。気候の良い時期、ここで風に吹かれて寝っ転がって居眠りするのは最高だろうなあ、見ながらそんなことを考えていました。

 

この写真でも少し写っていますが、床に微妙な段差があります。ここには畳が入るんです。そう、ここは和室の居間。こんな不正形の部屋に畳を敷くというのもまた、注文住宅ならでは、ですね。

 

庭と庭に挟まれた居間。その空間のかたちは明らかになりました。でも、ここから最後にまだ「仕上工事」が待っています。仕上とは、壁や天井など、部屋の「表面」を彩る工事。

 

この、石膏ボードの黄色い紙の表情が仕上げで変わると、この空間はまたもう一度生まれ変わります。二つの庭に見守られながら、それはまるで蝶の誕生のような、最後のメタモルフォーゼと言えるでしょう。

 

昨日はお客さまとそんな仕上げの決め事をしながら、それをこの黄色い表面に当て嵌めていました。あと一ヶ月でそれが現実になり、蝶が羽ばたく。いやが上にも、気分は盛り上がるばかりです。