ほかと馴染むリフォーム

2014.12.19|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

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ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

今日は、この月曜日に「質感と性能のリフォーム」と題してここに書いたプチリフォームの現場が、いよいよ仕上がる日でした。日が落ちる前に全ての所要を終え、その完成の時を見に伺いました。

 

傷んできた床を無垢の木の床材に張り替えることと、玄関ドアを木のドアに取り替えること。そんな部分的なリフォームでも、木の家の良さをしっかりとお伝えしたいと思ってつくってきた現場でした。

 

冒頭の写真、この月曜日の記事とほぼ同じアングルです。月曜日がBeforeで、これがAfterです。どうでしょう、厚さ15ミリのナラ材の無垢板で、その質感のクオリティがぐっと上がったのがお分かりいただけるでしょうか。

 

もちろん、月曜日に書いた通り、この床材の下には今までなかった断熱材がびっちりと設置されています。居住環境の性能向上という面でも、グレードアップが図られているんですね。

 

家の内部全てをリフォームするのではなく、例えば床だけ、例えば壁仕上げだけを変える、といった部分リフォームの場合、やはり大切なのは、変える部分と残る部分との違和感ない調和、だと思います。

 

今回も、壁や幅木、建具やその枠、造付け家具などがそのまま残ることを考慮して、それらとの調和の意味から、このナラ材の床をセレクトしているんですよ。違和感なく仕上がって、ほっと一息です。

 

同じ無垢板の床でも、材が変わればやはり相性も変わってきます。雰囲気を合わせるための材料のセレクトもまた、「暮らしの実現」のための提案の重要なポイントなんですね。

 

ちなみに、取り替えた玄関ドアはこんな風に仕上がりました。

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このドアに張られた板は松材。今はまだ白っぽい感じですが、南側を向いた、しかも雨掛かりの少ない玄関ですから、すぐに焼けて色が濃くなり、松材特有の飴色っぽい素敵な表情に変わっていってくれることでしょう。

 

リフォームして変わるところ、変わらず残るところ。リフォームしても馴染んでいるように、そして時が経てばさらに馴染みを深め、その家の一体感を醸しだしてくれるように。そんなことを常に考えて素材の提案をしていきます。

 

今回の部分リフォームも、その質感のあり方がうまくまとまってくれたようで何よりでした。その「まとまり」をキャッチする感性もまた、木の家づくり工務店スタッフの大切な資質だなあ。Afterの現場を確認しながら、そんなことを思い返していた私だったのです。