まちかどの図書館

2014.5.14|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

s-2014-05-12 10.05.32

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

この春はアウトドアを楽しむというテーマを掲げている私ですが、今日もそれに関連があるお話です。しばしおつきあいを。

 

先日、この3月末にお引渡しをした木想家へお邪魔してきました。その現場が動いているときは、同じ池田市内にリフォームの現場もあり、しょっちゅう彩都から池田へ走っていたものでしたが、今回はちょっと久しぶりの池田市です。

 

その帰りにいつもと違う道を通った時、公園の前の歩道に何か立っているのに気づきました。ちょうどそこで信号待ちになったのでよく見ると、それは書架だったんです。「池田 まち角の図書館 第10号」と書いてあって、確かに中には本がたくさん並んでいます。

 

その名前から、池田の市立図書館の「出張書架」のようなものなんだな、と思って、池田市がそんな取り組みをしていることに感心しました。そして車の中から、公園をバックに、その第10号くんを、パチリ。書架に乗っかった阿吽の唐獅子も可愛らしいですね。

 

書架には「この本は ご自由に取り出し お読みください  みんなの本ですから読み終えたらお返しください  まち角に図書館をつくる運動実行委員会」 という文言が書いてあります。とても興味が湧いたので、戻って調べてみました。

 

そうしたら、この「まち角の図書館」は、平成元年から、もう四半世紀も続いているものだったんですね。市のHPにはこうあります。

「市内には、スチール製書架を街頭に設置した「まち角の図書館」があります。これは、皆さんから寄せられた“善意の本”を活用し、無人・無料・無施錠で、読みたい本があれば誰でも取り出して借りることができる、というものです。」

 

なるほどなるほど。市内には11ヶ所にこの「まち角の図書館」があるようですが、考えてみれば、私は池田市内を車で走るばかりで、あまり歩いて移動したことがないですね。だから、よく行く割には今まで気づかなかったのでしょう。でも、これはとても良い制度だと思いました。

 

もちろん屋外ですから、置いてある本の背表紙などは焼けてしまうはず。でも、図書館から遠い方には便利だし、こんな気候の良い季節なら、公園の木陰での読書なんて、とても豊かな時間ではありませんか。その意味で、この第10号くんはとてもよい場所にありますね。

 

KJWORKSのくらしの杜にも、図書館があります。そこでも書架だけでなく、カフェのテーブルなどに本が出張したりしていますが、街全体でこういう「本を身近に」という取り組みをしていることには、とても好感をもった次第です。

 

ちなみにこの書架の上下左右に出っ張っているものがありますが、これは池田市の市章「井桁と糸巻き」の井桁をかたどったものだと思われます。う~ん、市章のデザインも良いのですが、あまり実用的に意味があるとは思えませんね。

 

私なら、中に置かれた本たちのために、書架に屋根を掛けたデザインにするのになあ。制度には感心しながらも、思わずまた職業病が顔を出してきます(笑)。

 

「まち角の図書館」の書架デザイン、頼まれもしないのにあれこれと夢想しつつ、池田市を後にしたその日だったのでした。