まちと家とみどり

2014.11.10|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

2014-11-10 12.21.43

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

今日は朝から、木想家の住まい手さんからご紹介いただいたお宅へ、部分リフォームのお話を伺いに行ってきました。その帰り、近くにある何軒かの木想家を、見て回ってきたんです。

 

冒頭の写真もその中の一軒。築15年目を迎えた木想家です。今日はアポイントなしでしたので残念ながらお留守でしたが、いつも近くを通るときには立ち寄ってみる、そんなお宅なんですよ。

 

お引渡しが14年前、設計をしていたのが15年前ですから、私がちょうどKJWORKSに中途入社した頃。ですから私はこの家の設計には関わっていません。

 

でも後から図面を見せてもらって、台形の土地に合わせて一部ナナメになった間取りがすごく格好よくて、「敷地に合わせる」ってこういうこともできるのか、と憧れたものでした。

 

そして、家そのものもさることながら、お客さまがいつもこの家の周り、お庭以外の道路に面した「空き」の部分も緑で美しくしつらえておられるのが、とっても良い感じなんです。

 

写真を見ると、斜面になった道路とは段差があるのに、敷地境界には塀がありませんね。あえて敷地を囲い込まず、自分たちの土地の緑を、街へと開放しておられる。

 

しかも、写真の奥のほうを見ると、建物の外壁がそのまま延びるようなかたちで、庭のプライバシーを守る「壁」になっています。それも外壁と同じ板張りの仕上げで。

 

このように外部空間の「閉じる・開く」の按配がとても良くて、その家づくりの工夫と住まわれながらの丹精を見るたび「いいなあ」と感じいっています。そして、さらに年を経るごとに落ち着きと深みを増していく、そんな木の家なんです。

 

お庭や外構については色んな考え方があるので一概には言えないと思いますが、家は自分自身のものでもありつつ、街の一部でもある、というのは確かなことだと思います。

 

その街の一部であることを意識して、街の美観にほんの少し、自分が出来ることで寄与できたら。そんな想いが感じられる家はとても好ましいし、街並みの美しさとは、そういう気持ちの積み重ねで出来ていくのではないでしょうか。

 

美観というもの自体も、考え方は人それぞれでしょう。しかし私たちKJWORKSは、木想家が住まい手の「暮らしの実現」だけでなく、街並みの景観向上にも役立つものと信じています。

 

15年めを迎えてさらに魅力を増すこの木想家は、そのとても良い事例。先輩の志事に元気をもらえる、素敵なお手本なのですね。