もうで三昧
ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS-木の家のくらしプロデューサー、山口です。
宮崎での新年二日目。昨日からいくつもの神社に、初詣をしに行っています。ひとつには運動不足解消のためでもあるのですが、せっかく近くに由緒ある神社がたくさんあるのだし、行っておきたくなるのですね。
冒頭の写真は、毎年行っている「一ツ葉稲荷神社」。ここも創建は1900年も前だそうですが、そんなところは、ここ宮崎にはたくさんあって、特に珍しくもないのです。
もっとも有名なのはやはり宮崎神宮でしょうか。神武天皇をお祀りするこの神社は、その始まりすら定かでないほど古くから信仰されているところで、ことに明治維新以降、この国の原点回帰を掲げた政府の方針もあり、より敬われるようになったそうです。
しかし今回の初詣の白眉は、一時間ほど歩いて訪ねた「江田神社」でした。私も初めて行きましたが、最近「パワースポット」として知られるようになっただけあって、なんとも言えず趣のある、神様がおられる感じの場所でしたね。
ここに祀られているのは、驚くなかれ、伊邪那岐、伊邪那美の両神。この世界をつくり、数多の神々を生んだ、まさに原初の神に詣でることができる場所なんです。
ここも、その創建はいつなのかわかりません。まさに太古の昔から存在している、わかっているのはそれだけ、という凄いところです。
ここ宮崎は、ふるくは「日向の國 ひむかのくに」と言われます。海からさほど遠くないところに、これほどまでに古い社がたくさんあるのは、まさにその名の示す通りなのだなあ。今回あちこち回ってみて、そう感じました。
太平洋の水平線から姿を現す朝日。それはまさに神の姿だったのでしょう。その日に向かい、首を垂れ、手を合わせ、一心に祈る。
年の初めに、気の遠くなるような歴史をもつ社に詣でることで、私も少し古代人の気分を味わい、素朴な信仰の心を感じることができたように思えました。