アウトレットの謎

2014.6.15|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

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ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

今日はモノの値段について考えさせられたことを書こうと思います。先日、志事関係の移動のついでに、冒頭の写真の場所に行ってきましたので。ファッションに疎い者の戯言にしばしおつきあいを。

 

ここは「りんくうプレミアム・アウトレット」というところ。堺に住んでいながら、私は行ったことがありませんでした。衣類の買い物は、自宅近くのイオンに入っている店でいつも済ませるので、わざわざ遠くまで行くという発想がないんですね。

 

そもそも「アウトレット」ってどういう店なのか、わかっていませんでした。建設業でアウトレットと言えば、確かアメリカでは電気のコンセントのことをそういうのではなかったか?という無知なレベル。すいません。

 

わからないなりに、「高級なブランドが安く買えるところ」くらいのイメージをもって行ってみたのですが、色んな意味で私の思っていたところとは違っていましたね。結構、見て回って面白いところではあったんです。

 

まず、高級ブランド以外にもNIKEなどのスポーツブランドなど、色んな会社が入っていたこと。冒頭の写真には、インテリアの「Francfranc」の看板が写っていますね。私が近くで買うことも多い「エディー・バウアー」という店もあったのには驚きました。

 

次に、アジア近隣国の方が多かったこと。平日の午前中なので写真のように閑散としていますが、それでもそういう感じでした。関空が近くにあって、その待ち時間に来られるのでしょうか?

 

そして、確かに驚くほど安かったこと。30%OFFから、さらに何点以上まとめて買うと30%引き、というような感じです。私は本当にそういうブランド物のそもそもの値段を知らないので、もしこれが本当なら、正規店に置いてあるモノの値段って何なのか!?そう感じました。

 

でも、よく買うエディー・バウアーの店があったので、ちょうど買う必要があったズボンなどを何点か求めましたが、帰ってから今履いているものと比べると、細かいところのつくりが違っていたんです。

 

なるほど、メーカーさんも、正規店とアウトレット店と、つくるものを変えているのかな?それなら安い理由も一応納得がいきますが、でもそれにしても、あまりに値段の違いが大きいようですし…。

 

買ったズボンは、履いてみて別にそんなに遜色ないものなので、余計に「?」です。安いからいいやん、というようなものですが、でも何となく、「本来の値段」というのが見えなくなってしまうようで。

 

私がいつもお客さまにご提供している木の家は、完全一品生産です。材料の値段と、それを家につくりあげる職人さんの手間賃とで出来上がっています。家の大きさによってコストは変わってきますが、お客さまによってその率が変わるようなことはありません。

 

そういう世界に身を置いているからでしょうか。こういう「正しい値段がわからない」流通の仕方というのが、どうもすっきりしない。なぜ、正規店とアウトレットとが並列に存在するのでしょう?

 

もし、私が履き始めたそのズボンが、耐久性という点で明らかに正規店のものよりも劣っていたとしたら、それはそれで安い理由がつくことになります。でもそれは、メーカーにとって良い結果ではないはず。そいう商品を提供すること自体が。

 

どうしても「良い物を永く使う」ということを良しとする発想が頭にあるので、このアウトレットという店のあり方が、ショッピングの面白さとは別に、何だか腑に落ちないのですね。

 

もしズボンが耐久性ほかの点でも遜色がないとしたら、アウトレットのほうが正しい値段だということになるんじゃないか、正規店の値段はおかしいのか?なんて、もやもやは募る一方なのです。

 

もしこのブログをお読みの方で、こういう私の疑問を一刀両断のもとに解決できる方がおられましたら、ぜひこのもやもやをバシッと払拭していただきたい、そう心から願うものであります(笑)。