キッチンのこちら側

2014.2.22|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

2014-02-22 15.05.58

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

今日は、家づくりをお考えのお客さまにKJWORKSの家づくり、木の家「木想家」を知っていただくため、新築の事例見学にご案内をしていました。来月竣工の現場、そのすぐ近くの築一年の木想家の外観、そしてお引渡し直前の家、3軒の見学です。

 

お引渡し直前の現場は、担当スタッフではないので、私もほとんど見ていません。今日はもう全て出来上がった状態で、完成見学会のように家の雰囲気を味わっていただくことができました。快く見学を了承してくださったお施主さまに、心から感謝ですね。

 

さて、冒頭の写真は、その木想家にあった造付家具。ほんの少し水栓カランがのぞいている通り、ここはキッチンです。対面型のキッチンのダイニング側につくられたカウンターと、その下の収納家具なんですよ。

 

写真の左側に、小国杉の柱が見えていますね。キッチン自体は、この柱に当たるところまでの寸法です。そのダイニング側は、上部がオープン棚、下が引違い戸付きの収納になっています。

 

でも、柱があるので、その横の通路の寸法は柱によって決められてしまっている。それなら、柱の太さの分も、一緒に家具をつくりましょう。その浅い奥行きなら、例えばマガジンラックなどはどうでしょうか?そういうご提案がここではあったのでしょうね。

 

柱の太さという浅い寸法を活かしたマガジンラック、上下二段につくられて、なんだかとてもこの位置にピッタリとおさまっています。置き家具では、とてもこうはいきません。うまい「小さな空間の使い方」です。

 

また、いつもは対面キッチンの上に「吊り戸棚」はつくらないのですが、ここでは「水切棚」がつくられています。そしてそれを目隠ししながら、風通しを確保してその用途を満足するため、ダイニング側は格子になっていますね。これも面白い。

 

他にも、背面側の収納内部にも、色んな工夫が盛り込まれていました。これは、かなりお客さまと綿密な打合せがなされたということが想像できます。きっちりとつくりこまれた家具は、見ていて気持ちがいいですね。

 

キッチンという機能優先の場所を、対面のこちら側で上手に包んであげるような木の家具。それは、木の家の雰囲気にキッチンを馴染ませる役目をしながら、ダイニング・リビングに多い、細々としたものの収納として機能しています。

 

対面キッチンのこちら側を工夫してつくることは、すなわち「家族の間(LDK)」全体の暮らしやすさをグンとレベルアップさせるもの、なんですね。今日はその素敵な一例を、これから家づくりをスタートする方にお見せできたのが、私としてはとても嬉しかったのでした。