チェロの鳴る休日

2014.12.11|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

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ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

今日は雨の朝からスタート。私はお休みでした。午前は一件外出がありましたが、午後は家でゆっくりしていたんです。昨夜、友人に誘われて訪れた、サロンコンサートのことなど、想い出しながら。

 

場所は池田市にある「逸翁美術館」。逸翁というのは阪急電鉄の創業者、小林一三氏のこと。その収集品を納めたこの美術館に、マグノリアホールという小さなホールがあります。そこで昨夜は、素晴らしいチェロの音色を堪能していたのでした。

 

冒頭の写真がその会場。演奏中は撮れないので、その前を。こじんまりとしたなかなか素敵なホールですね。ここで定期的におこなわれている「マグノリア サロンコンサート」。入場料は1000円とリーズナブルで、さすがは阪急文化財団、という感じですね。

 

今回の奏者は大阪フィルのチェロのトップ、近藤浩志さん。私がチェロやファゴットといった低めの音域の楽器が好きなことを知っての友人のお誘い、そして以前からその上手さも聞いていたので、かなり期待しての参加です。

 

いや、その期待を裏切らない、まさに素晴らしい演奏でした。「うたごころ」に溢れた、本当にチェロの声を聴いているような時間だったんです。このサロンコンサートは通常1時間だそうですが、アンコールを含めて2時間になろうかという熱演でした。

 

私の好きなラフマニノフ「ヴォカリーズ」もありましたし、アンコールではピアソラの「オブリビオン」も。そして私も初めて聴く、チャイコフスキーの「ノクターン」も、本当に素晴らしかった。

 

そんな凄い演奏を聴いた次の日でしたので、今日は何だかその余韻が身体のあちこちに熾火となって残っているみたいな、変な感じ。頭にはずっと、あの弦の響きがうなっていますし。

 

ちょっと家で志事しようかとも思っていたのですが、どうも手につかない感じで、頭のなかで鳴っているチェロの音色に身体を委ねているような、そんな日だったのです。

 

まあこれは、たまには志事以外のことでゆっくりしなさい、そういうことかなあ、と思って、晩ご飯までゆっくり、何をするということもなく過ごしました。

 

KJWORKS阪神として芦屋に来てから、そう言えばコンサートは初めてやったなあ、なんて思い返したりして。事務所でもチェロはよく流していますが、やはり生の音は全然違いますもんね。

 

あの響き、空気の震えを反芻するように過ごすことで、ちょっとここのところ志事続きで凝り固まった感じの頭が、音楽にほぐされていく。そんな感じを味わっていた時間でした。