チャレンジなくして

2015.7.14|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

2015-07-14 10.29.01

〈炎天下の建て方。KJWORKSの木の家づくり、新しい試みが始まっています。〉

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

今日もまたすごい暑さでしたね。その中で、新しい現場の「建て方」がおこなわれ、私も見学に行ってきました。場所は、箕面のKJWORKS本社のすぐ近くです。

 

冒頭の写真がその状況です。私もヘルメットをかぶって足場に立ち、久しぶりに建て方の現場を見せてもらいました。大工さんたちが声を掛け合いながら動いている姿は、やっぱり見ていて気持ちがいいですね。

 

写真からも伝わるかもしれませんが、この現場、通常の木の家づくりの現場とは、だいぶ違っています。だからこそ私もその初日に、その違いがどのように感じられるか、見学にいった次第。

 

ひとつには、その「工法」の違いです。この家は、いわゆる集成材を使った、金物工法になっています。写真に写っている木の梁から、金物が飛び出ているのが見えますね。

 

金物を使って木を組んでいく工法であり、なおかつ「パネル工法」でもあります。建物の外壁まわりの柱、梁、外壁下地、断熱材、そして窓のサッシまでが一体となったパネルを、工場でつくってきて現場で組む。そんな工法なんです。

 

いつもやっている無垢の木材で組み上げる方法とは、ずいぶん違いますね。でも、やはり建て方のペースは驚くほど早い。すごいスピードで、窓まで付いた家が出来ていきます。

 

そしてもうひとつの違いは、実はこの家が「賃貸住宅」だということ。今日建てている最初の棟を含めて、合計三棟の「木の賃貸住宅」が同じ場所に並んで建つという、初めての試みなんです。

 

その初めての試みに、工法の方も初めてのものを実践してみる。そういう意味でこの一棟は、かなりKJWORKSの家づくりにおいてエポックメイキングな家だと言えるでしょう。

 

木の家づくりをずっと続けていくことがKJWORKSの使命です。でもその中で、ずっと同じことを繰り返すだけでなく、お客さまにご提案できる優れた技術、工法、設備、仕様を常に模索し、新しい血として自分の中に取り込んでいくことを怠ってはなりません。

 

この、集成材を使った金物+パネルの工法もそのひとつ。構造と仕上、スケルトンとインフィルとを分けて考え、構造は速やかに、頑健につくり、そのスピードをもってコストダウンを図る。内部は同じく木と漆喰の空間にたもちながら。

 

そんな、「より多く、よりリーズナブルに木の家をご提供する」ための新しい試みを始めるのに、木の賃貸住宅というこの新しい建物が、最高のタイミングで現れた、ということなんですね。

 

いま日本では「木造建築」の素晴らしさがかなり見直されています。そしていずれは国産材の集成材による木造建築が、家以外にももっと増えていくはず。その未来に向けてこうした工法を身につけ、従来の家づくりと両立できること。それも、私たちの想いのひとつです。

 

頑なであるべき部分と、柔軟であるべき部分。人によってその考え方はさまざまでしょう。でもひとつ、間違いなく言えることは、「チャレンジなくして進歩はない」ということ。

 

今日実際の建て方を見て、この私たちにとっての大きなチャレンジから、また新しい木の家づくりの解が生まれてくることに期待しますし、やるからにはそうでなければならない、そう想っているんです。

 

 

※この「木の賃貸住宅」、KJWORKSのHPにも先行予約などのページがあります。ご興味おありのかたは、こちらをご覧くださいませ。