ベスト・プレイス

2013.7.13|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

今日は、和泉市のYdさんの家、建物のお引渡しの佳き日を迎えることができました。Ydさん、まことにおめでとうございます!

 

この木想家のキッチン、つい三日前にも「ベスト・ポジション」と題して書かせていただいたのですが、やはりこの気持ちよさをもう一度お伝えしたくて、また書いております。すいません(笑)。

 

先日の写真とは反対側、薪ストーブの方からキッチンを見たところです。対面型のキッチンで、コンロのある部分だけが壁で隠れています。その壁も、ダイニング側から棚として使えるようになっていますね。

 

長いキッチンカウンターも、木で出来ています。もちろん水を弾く塗装をしていますよ。そして、シンクとその横、水切りプレートの部分までをステンレスでつくってはめ込んだ、オーダーキッチンです。

 

キッチンの対面側、あるいはサイドの部分からは、一緒に作業ができます。あるいは、少し高めの椅子をおいて、お茶をしたり、朝ご飯くらいならここで食べることもできますね。そんな時、ステンレスよりも木のカウンターが、よく似合うでしょう?

 

バック側のカウンターも長くて、家電なども色々置けそう。そしてその後ろには、奥さまこだわりのタイルが張られています。コンロの前にも同じ白いタイル。モザイクタイルをどう入れるかも、相談して決めました。とても柔らかな、優しい美しさです。

 

特筆すべきは、シンク上はもちろん、バック棚上にも、一部をのぞいて「吊り戸棚」がないこと。収納は充分に確保して、吊り戸棚はなくしました。これによって、いかにもキッチンという感じが消え、本当に「憩いの間」に置いてある木の家具のように見えています。

 

さらに、木の扉があるところは、取手にアイアンをつかっています。この小さい黒い取手が、タイルの質感とマッチして、このキッチン全体の質感をグッと引き締めてくれているようです。

 

そして、バック棚の左側には、パソコンカウンターも見えますね。画面にはありませんが、その横には棚と収納が用意されているんですよ。

 

このキッチンについて、間取りの時、実施設計の時、現場打合せの時、それぞれのことを今日はやはり思い出してしまいました。ひとつひとつ、このキッチンが、世界のどこにもないYdさんの家だけのキッチンになるように形づくられていった、その過程を。

 

ただ、間取りとしてどうか、だけではなく、実際に出来上がるまでのその数々の話し合いと検討を経て、この場所は「ベスト・ポジション」を超えた「ベスト・プレイス」になってくれた。そう思います。

 

これからここが、炊事というものを日々の暮らしの楽しみにしてくれる、そんな素敵な居場所になりますように。