ベスト・ポジション

2013.7.10|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

今日は和泉市のYdさんの家、お引渡し前の社内検査をおこないました。外構工事はこれからですが、建物はほぼ全て出来上がっていて、とてもいい感じです。

 

この木想家、私がつくったプランです。いつも言っていることですが、やはりこの家も「キッチンが特等席」になっているんですよ。冒頭の写真は、そのキッチンから斜め右前方を見たショットですね。

 

この見ている方向は、南東の方角です。建物の角に窓がくるようにして、視線の抜けを意識していますね。明るい掃出窓とその向こうのデッキ、吹抜けの開放感、そして薪ストーブの暖かさ、どれもが感じられる位置であることが、おわかりいただけると思います。

 

この角度からもっと右側、南の方角にはもうひとつの掃出窓があって、その向こうには庭が広がります。外とのつながりも、とても感じられるキッチンなんですね。そしてこの窓からの明かりで、とても明るい場所にもなっています。

 

さらに、薪ストーブの左側に見えるのは大黒柱。無垢の木の良さも間近に感じられ、そしてその向こう側には、玄関からの入口。人の出入り、お客さまの様子も一目瞭然の、まさに扇の要の位置ですね。

 

そして、このキッチンの左側には、洗面・脱衣の部屋への入口があるんです。キッチンからの家事動線も最短になるように、位置関係が決められているという次第。

 

明るさと暖かさ、空間の抜け、外とのつながりを感じられ、人の動きもよくわかり、動線の上でも要となる場所。計画当初、プランニングをしながら、対面キッチンを南でなく東に向けると、この敷地ではこれだけのことがいっぺんに可能になることに気づき、一気に間取りがまとまったことを、思い出します。

 

心地良い日々の暮らしのために、まさにベスト・ポジションだと思えるキッチン。それを内包した、とても素敵な木想家。今日は社内検査で、それを噛み締めるように確認していました。

 

大きな手直しもなく、検査は終了。この木想家は、今週末、いよいよめでたくYdさんへのお引渡しとなります!