三角の庭と眺望の家

2013.3.16|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家の設計士、山口です。

 

今日は、お家のゼミナール「家事が楽しくなる家づくり」がありましたが、その前の午前中には、新しいお客さまの設計ヒアリングをさせていただきました。

 

冒頭の写真がその建築予定地です。何とも素晴らしい、絶景ではありませんか!この時は夕方でしたから、サンセットの海、その色の移り変わりが最高に素敵で、しばらく眺めいってしまいました。この海だけでなく、山の方向へも眺めが抜ける、本当に気持ちがいい土地なんです!

 

この写真で、手前の草が生えているのが敷地です。高台の土地なんですね。この写真でもわかりますが、長方形の敷地の形に対してまっすぐではなく、斜めの方向に眺望が開けているのを感じていました。

 

これらの眺望を活かさない手はない。そう強く感じた時、この土地において建物がどんな向きに建つべきか、それが見えたような気がしたんです。

 

そして今日のヒアリング。お客さまのご要望を「家づくりNOTE」から確認させていただきつつ、今日は私からも、敷地を見た感想、そして建物の形のあるべき姿、そんなことを提案させていただきました。

 

「ここでは、建物は敷地に対して角度を振って建てたほうが、海への眺望、山への眺望がまっすぐに抜けます」

「敷地に対して角度を振って建てると、あちこちに『三角形の庭』ができますよ」

「『海の庭』、『山の庭』、そして北側の庭、それぞれを楽しめ、その向こうには最高の眺め。そんな家がいいですね」

 

そしてヒアリングのあと、自分の頭のなかにある、この土地での『間取りのイメージ』を絵にしてみました。お客さまを前に、手描きでプランを描いていきます。

 

やはり、普通は敷地に対してどこかを平行にして建物を建てる、というのが一般的ですし、何となく「そういうもの」と思っている方が大半だと思います。ですから、角度を振って眺めを最高に楽しむ、という話には、最初びっくりされていましたね。

 

でも、それを具体的に「間取りのイメージ」として描き上げ、お話すると、その意味をすぐにご理解くださったようです。お客さまの目が輝き出すのが私にも感じられ、とても嬉しくなりました!

 

あくまでも想定のプラン「間取りのイメージ」ですから、ヒアリングでお聞きした内容と違っている部分もいくらかあります。でも、「この土地を活かす間取り」というものが目の前で絵になっていくと、とてもわかりやすいし、それをたたき台として、これからの意見交換がより活発になる。それがいいですね。

 

しっかりと話し合って、納得の家づくり。今日はそのための最初のヒアリングに、「三角の庭」とまっすぐな眺望を得られる、よいご提案をお見せすることができました。お客さまにも喜んでいただけ、この先が楽しみで、楽しみで。

 

もって帰った「間取りのイメージ」の絵を、お客さま、じっくりと楽しんでくださっているかなあ、なんて想像すると、何だか妙に顔がほころんできてしまう、今夜の私なのであります。