今宵、木の空間で
ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。今宵は私の独白ともつかぬつぶやきに、少しだけおつきあいを。
今日は終日、芦屋のKJ阪神事務所で資料を整理したり、「間取りのイメージ」をつくったりと、作業に集中する日でした。そして先ほど、一段落してホッと一息ついたところです。
もう日はとっぷりと暮れています。やれやれ、とばかりにブラインドやロールスクリーンを降ろし、珈琲を淹れて飲んでいると、やっぱりとても落ち着いた気分になりますね。
この9月にも同じような日があり、ふと外からこの室内を見た時の入口ドアのステンドグラスの美しさにハッとして、それを「灯りのテクスチュア」と題してここに書いたものでした。でも、内部もなかなかなんですよ。
オレンジ色の灯りに照らされた無垢の木たち、そして漆喰の壁。明るさと暗さのグラデーション。冒頭の写真のような感じで、とても眼に優しい、そして人の心に優しい空間だなあ。自画自賛でまことに恐縮ですが、でもやはりそう心から思います。
実は先日、ある方にこの場所のことを紹介するのに、こう書いたんです。「ここは夜こそその本領発揮と言っていい場所です」と。今日は久しぶりに自分でそれを感じ取っていました。パソコン作業で疲れた頭を、木の空間が癒してくれていることを。
実は近々、この場所にその方が来てくださいます。私が懇意にしている方々との集まりが予定されているんですよ、ここで。そしてその方は、木の空間での夜を素敵に演出するために登場されます。
私は、色んなセミナーや教室のためのレンタルスペースとしてこの部屋を使っていただくことを最近PRしています。でも、9月の時にも書いたのですが、出来ればその「夜こそ本領発揮」も味わっていただけたら、と思うんですね。
その夜の会は、そのような「木の空間での夜」を楽しむための初めての試みでもあるのです。今日は中途半端な表現で申し訳ありません。また改めてご報告いたしますので。
「今宵、木の空間で、心やすらぐひととき。」そんな素晴らしさを、地域の皆さんにどうやって体感していただこうか。試みを重ねつつそれを形にしていくこと、いま穏やかな灯りの元で独り、あれやこれやと夢想している私なのです。