光の色のマジック

2013.12.15|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

2013-12-05 13.13.24

 

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

今日はリフォーム設計中のお客さまと、照明器具のショールームへ行ってきました。梅田のグランフロント、その南館12階に新しく出来たばかりのコイズミ照明のショールーム「KLOS」です。

 

昨今は照明器具の光源が、徐々にLEDへと移行しつつあるようです。中でもコイズミさんはかなりそれを推し進めているようで、この新しいショールームには、LEDの器具しかありません。今の最先端のLED照明を知る、という意味も併せもった場所のようです。

 

LED照明についての好き嫌いは色々とあるかと思いますし、私も本来は白熱球の温かみある光が好きな方です。でも今回、「LEDを検討したい」というお客さまの声を受けて初めてここを訪れて、LED照明の進化に驚いてしまいました。

 

従来の「細長い蛍光灯」や「輪になった蛍光灯」を用いた形状の照明器具も、ほとんど全てLEDのものに置き換わっています。巷でもすでに「LED電球」は販売されているのですが、天井付けのいわゆる「シーリングライト」すらも。

 

しかもこれらのシーリングライト、「光の色」を変化させられると言うからびっくりです。光の強さは今までの白熱灯、蛍光灯の器具でも可能で、それを「調光」と呼ぶのですが、「調色」までできるとは!

 

光の色が変えられるというのは、例えば蛍光灯の白い光をAとし、白熱灯(電球)のオレンジ色の光をBとすると、ひとつの照明器具でAからBまで、その間の好きなところまで無断階で調整できる、ということなんです。

 

これ、すごくないですか?今までの器具ではあり得なかったこと。ひとつの器具で光が白くもなり、電球の色にもなる。考えてみればこれは、暮らしの場面でかなり役立つのでは、と思いました。

 

電球の温かみある光は、いかにも「灯り」という感じで心に安らぎを与えてくれますが、反面明るさに欠け、時にものが見にくくなったり、特に照度が必要なお年寄りには不便なこともあります。それがその都度調整できるというのは、場合によっては非常に便利ではないでしょうか?

 

いままでは部屋のメイン照明を白熱電球の色とし、サブでスポットライトやスタンドを配する、というような照明計画だったところが、ひとつの器具で済む。ひとつで済ませることが良いとは思いませんが、それもひとつのあり方ですよね。

 

照明計画というのは非常に奥が深いものです。どのくらいの明るさが適正なのか、そもそも天井に器具があることは良いことなのか、「灯りの重心」と呼ばれる点灯位置は低いほうがよいのか、ダウンライトやスポットライトというものは住まいに向いたものか、などなど、本当に多様な考え方があります。

 

部屋のどこにどういう風に光をもってくるのか。私自身にも好みはありますが、しかしその木想家に住むのは私ではありません。光の「明るい・暗い」の感じ方も人それぞれ、光の色の好みも人それぞれです。

 

色んなお客さまと、その都度ちょうどいい照明計画を考えるために、このようなをもつLED器具は、ひとつの大きな可能性をもっている、そう思います。色んなご要望に対して、選択肢は多いほうがよいからですね。

 

そして、それを実際に確認するために、「灯りのショールーム」というのは私たちにとって必要な存在です。新しいこういう場所ができて、その「光の色のマジック」もお客さまと一緒に確認できるのは、選択肢を知る点で意義あることだと思います。

 

やはり、「納得の家づくり」のためには、実際のものを見て感じることがとても大切。夜の暮らしに欠かせない「灯り」には、なおさらそうですね。お客さまをご案内できる「引き出し」がまたひとつ増えたことに、今日はなかなかの満足感が得られた私なのでした。