収納しない収納

2013.5.9|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

先日ショールームにお伺いした「収納の巣」さんには、私にとって色々と面白いもの、楽しいもの、目からウロコのもの、がありました。その中でも、KJWORKSがご提案する木想家の間取りの考え方とぴったりフィットする一品を、今日はご紹介しましょう。

 

写真がそれ。クッションか、低いソファか、という感じですね。でもこれは、実は布団ケースなのです。その名も「ソファになる布団ケース」。かなり「そのまんま」な名称ですが、でもこれ、かなり面白いと思いました!

 

下の四角い方は敷き布団を、上の円筒形の方は掛け布団を収納するケースなのですが、押入れにしまうことなく、そのまま出しておいて、ソファやクッションとして使えるというシロモノ。

 

なぜこれがぴったりフィットかと言いますと、KJWORKSの木想家では、「フリースペース」という場所がよく登場するからなんです。フリースペースは、特に小さい子供さんをおもちのご家庭で、「いずれ子供部屋にするために仕切るかもしれない場所」としてつくられることが多いんですよ。

 

1階が「家族の間(LDK)」の場合、寝間や子供部屋は2階になることが多いですね。でも、寝間は別にして、子供部屋はまだまだいらない、そんな場合に、2階の大部分を広いフリースペースとして空けておき、いずれ仕切る壁の位置だけちゃんと想定しておくわけなんです。

 

そんなフリースペースは、今は「第2リビング」的に使われたり、子供さんがおもちゃを散らかしてもいい場所だったり、あるいはお客さまが急に泊まられることになった時、そのためのスペースに充てられたり。そんな使い方をしていただけたらいいですね。

 

そんな場所に、ほら、この「ソファになる布団ケース」が、ぴったりではないですか。子供さんたちが普段はクッションのように使って楽しんでいるけれど、いざお客さまのご宿泊、となった時には、そこから客布団が登場するんですから!

 

フリースペースをつくる意味というのは、「暮らしの変化に合わせてフレキシブルに対応できる家」をつくりたいから、だと言えます。子供部屋が必要な時期というのも、長いご家族の暮らしの中で言えば、そう長い間でもない。そこは間仕切ったりはずしたり、好きに出来るようにしておきたい。そういう考え方なんです。

 

この布団ケースも、かなり「フレキシブル」な思考で出来ていると思います。何でもかんでも収納する場所をきっちりとつくっておけばいい訳ではない、ということですね。「隠す収納、見せる収納」という言葉がありますが、これは「見せる収納」の最たるもの、むしろ「収納しない収納」だと言えましょう。

 

こういう良いモノを知ると、さらにフリースペースというもの、そこに付随する収納の考え方に、幅が出てきますね。その広がった考え方を、またお客さまにご提案できる。

 

そんな、暮らしの提案の引出しが増えるようなグッズは、知るととても嬉しいもの、ですよね!