土地の「抜け」

2013.2.27|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家の設計士、山口です。

 

今日、事務所での作業の合間に、新しい土地との出会いを楽しんできました。お客さまが家づくりの有力候補にしておられる土地です。

 

敷地としてどうか、いい家が建ちそうか、そういう目線で土地を見る時、私がいつも気にして見るのは、「土地の抜け」ということで、今回もそんなチェックをしてきました。

 

ご覧の写真は、西側の幹線道路から見たところ。道路と土地に段差がありますね。広い道路で、しかも土地が上がっているということで、かなり明るい家に出来そうだ、と感じます。

 

そしてもう一点、この土地のポイントがありました。それはこの位置から見て土地の一番奥が、パカっと空いたようになっていること。この奥は駐車場。それも、この近隣何軒かの宅地のための駐車場なんです。

 

道路沿いには歩道があり、駐車場が整備されていません。そういう形の宅地の何軒か分を、まとめて駐車場として確保しているという場所が隣にある。珍しい感じですが、それが、この土地の「抜け」になっています。

 

「抜け」た部分には風が通り、陽の光が入り、そして目線が抜けて開放感が得られます。そんな「抜け」の部分が、道路側の大きく開けた部分と反対側にある。それが、この土地の特徴だと言えますね。とても良い敷地だと思います。

 

では、この両側の開放感を、どういう形で間取りに反映するか。今日得てきた感触を元に、おおまかなゾーニングをまとめてみるところから、始めましょう。

 

この敷地にはどんな間取りが一番合うか、あの「抜け」を活かす方法は?ラフな絵をゴニョゴニョと描きながら、さあ、また新しい木想家が少しずつ、かたちになっていきますよ。