基礎のその下

2013.9.21|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

今日は午後から、連続セミナー「お家の勉強会」 の第1回目、「木の家の基礎を見る会」でした。鉄筋がほぼ組み上がっている現場で、お客さまに「木想家の基礎」についてご説明をさせていただきました。

 

今回の現場は「茨木市・Skさんの家」。鉄筋も美しく組み上がり、お客さまにもご理解いただけて、よい勉強会でした。でもこの現場では、今日もお話しましたが、実は基礎の下にもうひとつ、重要な工事が隠れているんです。

 

冒頭の写真は、日をさかのぼること2週間、基礎工事が始まる前の現場の状況です。地面に何やら丸い模様がいくつも描かれていますね。なんだか、砂利で丸を描いたような感じですよ。

 

これは、建物を支える基礎のさらに下で頑張ることになる「地盤改良工事」の完了写真なんです。地盤改良工事とは、建物の大きさや重さに対して地面の強度が足りない時、それを補強するために、地盤に手を加える工事のことです。

 

KJWORKSでは、法的に義務付けとなっている「住宅瑕疵担保責任保険」の他に「地盤保証」を必ずお客さまにご提案しています。瑕疵担保責任保険では、地盤が元で建物に不具合が生じた場合、それは免責事項になっている(!)からです。

 

そんなことでは全く不充分。よって私たちは、建物と同様に地盤にも保証を得ておくことこそ、お客さまへのご安心の提供になる、という考え方で、どの新築建物も必ず着工前に地盤調査をおこなうことにしています。

 

その調査の結果、地盤の耐力不足という結果が出たこの現場では、地盤の改良工事をおこないました。それが写真の丸印、というわけですね。これは、地面に細く深い穴を掘り、そこに天然砕石を詰めてしっかりと締め固めることで、地盤の強度を増す、という改良方法なんです。

 

コンクリートを使う従来の方法よりも、天然砕石を使うこの方式は、特に地下水位が高いような場所には向いています。さらに、ずっとずっと先の話として、いずれ建物が解体された時、基礎の下の構造物を解体する必要がない、というエコな利点もありますね。だって、天然の石を使う方法なんですから。

 

そんなことで、勉強会で見ていただいた基礎よりも、さらに「縁の下の力持ち」が隠れていて、これから出来るこの建物を確実に支えてくれますよ。本日ご参加のお客さま方へも、その点をしっかりとご説明させていただいた次第です。

 

家とは、地面に建つものです。あたり前ですが、そのことをしっかりと考え、将来にわたって安心して暮らせる家であるためには、「基礎のその下」を堅固につくりあげることこそ、重要な家づくりの第一歩なんですね。