姿勢の見学

2015.6.19|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

2015-06-19 17.42.07

〈段差のある敷地での基礎工事。この時期には工程に余裕をもって臨みます。〉

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

今日は夕方に、ある木想家の現場を訪れました。職人さんはもう帰っておられましたが、基礎工事中の現場を。というのは、明日ここへ家づくりご検討中のお客さまをお連れする予定だから。その下見というわけです。

 

KJWORKSでは、建設中の現場の見学を積極的におこなっています。「お家の勉強会」というイベントは、そんな現場見学を同じ家で何度もやって理解を深めましょう、という主旨の連続ゼミナールです。

 

今回はそちらの「補講」としての個別ご案内なんですが、いずれにしてもつくっている最中の家を見ていただくことが何よりわかる、という考え方に違いはありません。

 

しかし、建設中の現場を見るにあたっては、いつ見てもいいわけではありません。工程上の節目というか、家づくりの考え方がよくわかるタイミングで見ていただくのが、お客さまには最もためになるわけですから。

 

冒頭の写真が今日のその現場の状況です。基礎工事は、やはりこの梅雨の時期にはスムーズに工程が進みません。もちろんそれを見越して日程には余裕をもって臨んでおり、そちらは問題ないのですが、「現場見学」のほうはその都合に大きく左右されざるを得ません。

 

昨日今日と、雨で工程がほとんど進まなかったようです。これまでも雨の日は事前にストップをかけるので、スムーズに進んだ場合の工程よりもだいぶ後ろにずれている。ちょうどいいタイミングで見に行く、その見学の段取りが非常に難しい、というわけです。

 

それをきちんとお客さまにご説明できるよう、ちゃんと自分で足を運んで状況確認をします。今日見た最新の状況から自分なりに判断し、お客さまには「もう少し先の方がよろしいかと存じます」というご連絡をさせていただきました。

 

雨の季節に基礎工事があたってきた時には、それ相応の心構えと工程の余裕が必須です。そうして工程を組み、最新の状況を確認してお客さまとやり取りしていれば、不安なお気持ちにさせることなく、確実に工事を進めていくことができますから。

 

そしてそれは、現場見学を考えているお客さまにも、そのまま何も後ろめたいことなくお話できることです。むしろそれだけ配慮しているということの証にもなる、そう想うのですね。

 

現場を見学することとは、現場を運営する工務店の考え方を見学することと同じ。きちんと天候との折り合いをつけ、ずれも計算に入れた現場進捗ができていれば、むしろそれは「工務店としての姿勢」を見ていただけるよい機会になり得る。

 

そんな想いで、下見の後お客さまへ延期のお伝えをしました。スケジュール調整はなかなかたいへんですが、でもこうして胸を張って言える家づくりをしていることを感じていただけるなら、それは一番嬉しいことですから。