安全と安心のために

2015.4.13|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

2015-04-12 09.34.08

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

昨日は新築現場でのセルフペイントのお話を書きましたが、その前には、伊丹にある「森のほいくえん」へ、大工の長谷川棟梁と一緒に行っていました。休日で子供たちがいない時にやっておくべきことがあったんです。

 

それは、子供たちが使っている小さな木のテーブルの修繕でした。冒頭の写真は、その作業に着手したところ。全部で11台もの可愛らしいテーブルが並んで裏返っているのは、何だか面白い光景ですね。

 

この小さな木のテーブル、この「森のほいくえん」をつくった時に、合わせて私どもでつくらせていただいたものです。使い方を想定して、天板の形、大きさ、高さを変えて、3種類制作しました。

 

その時には、「いずれ脚の長さを変えたり、脚をはずして収納したりするかもしれない」というお考えのもとに、脚をネジ式で留めて着脱が可能なようにつくらせていただいたのでした。

 

しかし、やはりネジ式ということで、毎日毎日出したり片づけたりという頻度高い使用の中で緩みがちになる。緩んできた状態のままで脚をグラグラさせていると、留めていた金具が外れたりしてしまう。そんな現象が起こってきたんです。

 

確かに着脱可能は便利ではあるのですが、やはりそれよりも最も大切なのは、使う際の子供たちの安全です。「脚が外れてしまって…」というご相談を園長先生から受けて、私は「これはいけない」と思いました。

 

ですので、「今後も場合によってまた起こる可能性はあります。安全面でのこれからの不安をなくす意味で、この際すべての脚を、もうきっちり固定してしまいましょう」というご提案をさせていただいた次第。

 

昨日はその作業の実施だった、というわけですね。写真左側のものから、順に脚をビス留めしていきました。天板の上から長いビスを使って留めるのですが、ここでも子供たちの安全と安心のために、少し工夫を。

 

左側手前の脚の上に、小さな穴が二つ空いていますね。これは、天板の厚みの途中までの深さに掘った穴。これを空けて、その穴の中からビスを打ち込み、そして「木の栓」を詰めてビスを隠してしまいます。

 

穴の中に接着剤を入れ、栓を詰めて、表面をペーパー掛けし、天板と完全に同一面にします。そして最後に蜜蝋ワックスを塗れば完成。子供たちが間違ってビスを触ったり、栓に引っかかったりしないような処理ですね。

 

やはり、ずっと据えっぱなしのテーブルとは違い、頻繁に動かす家具にはネジ式は確実でなかった。今回きっちりと良い方法で脚の修繕が出来て、私も一安心ですし、先生方の不安を拭うことが出来たのも、とても嬉しいことでした。