安全な床

2013.6.4|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

今日は、梅雨とは思えない快晴!真夏日ですね。今週は雨が降らない予報なので、予定されている二つの家の建て方も、問題なしです!嬉しいことです!

 

今日は朝からそのうちの一軒、吹田で設計を進めてきた二世帯住宅、ついに建て方が始まりました。夏の太陽の元、大工さんたちは水分補給に気をつけながら、作業を進めてくれていますよ!

 

この二世帯住宅の現場には、敷地形状の関係で、資材を吊り上げる「レッカー車(クレーン車)」が入りません。なので、昔ながらのやり方で、人の手で柱や梁などの資材を運び、2階や屋根へと上げていく必要があります。私たちはこれを「手揚げ(てあげ)」と言っていますね。

 

手揚げは機械を使わない分、手間がかかり、作業も危険が伴いますので、いつも以上に慎重に、着実に、安全第一で、現場は動いています。その、安全という意味で大きなポイントとなる工夫を、今日はひとつご紹介しましょう。

 

冒頭の写真は、今日の午後2時前くらいの段階。1階の柱は立て終わり、2階の床を受ける梁も掛け終わっています。そして大工さん達が今やっている作業、それは「作業床」づくりです。

 

KJWORKSの木想家の床は、全て無垢の木で出来ています。ただ、その無垢板の下には、もう一枚、構造的な強度を認定された「構造用合板」を敷くんです。合板といっても有害な物質を含むものは使いませんが、この「強度のある床」は、構造上とても大切なんですね。これを専門用語で「水平構面」と言います。

 

その水平構面を構成する構造用合板の床は、いわば床の下地ですが、厚さ24mmと分厚く、非常に強いものです。そこで、建て方の際に、この下地床を一緒に施工してしまうんですね。

 

そうすることで、その下地床は、現場作業を安全におこなうための「作業床」となるんです。しっかりと強度のある作業床が2階にできることで、そこから上の建て方は、地面があるのと同様に、とても効率的に、安全におこなうことができる、というわけです。

 

暑いさなか、床がなく梁しかない状態で、細いその上を歩きながら作業するのと、地面のようにしっかりとした床がつくられているのとでは、大工さんのやりやすさは、まさに段違いですね。

 

今日も、2階の作業床をつくった上で、その上の構造が組まれていきました。建物の外部に先行して足場を組むこと、そして2階に作業床を施工することで、建て方はスムーズに進められます。

 

私も現場にいて、安全に進むその様子を見るのが嬉しくて、思わず冒頭の写真をお客さまにメールしてしまいました。お仕事で現場へ来られないお客さまに、せめて現場のこの迫力、雰囲気を感じてほしくて。

 

さあ、建て方が終われば、今週末はめでたい上棟式です。お客さまとこの喜びを分かち合えるその日が、もう楽しみでたまりませんね。