実物のなかでの座学

2015.1.11|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

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ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

今日は午後から、箕面は彩都の本社「くらしの杜」へ。本社でおこなわれる「お家の勉強会」に、阪神地区にお住まいのお客さまがご参加になったのでした。

 

お家の勉強会は、KJWORKSの木の家「木想家」の現場を、進捗に合わせて何度も見学し、その「つくられ方」を知ろうというもの。基礎、骨組み、断熱と、完成時には見えなくなる部分でのKJWORKSのこだわりを一緒に学びます。

 

ただし、「木の家の断熱を見る会」から最後の「お引渡し前の木の家を見る会」までは少し時間があくので、その間におこなうのが、今日の回。現場以外のKJWORKSのこだわりを学ぶ、題して「KJWORKSの志事」です。

 

例えば土地探しや資金計画のこと、建物の保証のこと、そして建ててからのメンテナンスのこと。こういうことは現場でなく、しっかりと座学で資料を見ながら学ぶべきものですから。

 

今日はスタッフ安本くんが講師をしてくれ、ご参加の方々からもたくさん質問が飛び出していました。本来の説明以外にも、対話の中から色々と学びの多い会になったのではないでしょうか。

 

さて、この勉強会のメンテナンスのところで、必ず出る話が「無垢の木の床のお手入れ」のこと、あるいは「水廻りの床は木で大丈夫なのか?」といったご質問です。

 

もちろん、木の床もそのままお引渡しするわけではなく、その上に「蜜蝋ワックス」を塗って仕上げます。さらに水廻りでは、もっと水弾きのよい「亜麻仁油」なども仕上げに使って、風合いと水対策を兼ねることも可能です。

 

しかし、人の暮らしぶりはさまざまですし、どんな時でも木の床しか使わないというわけではありません。もっと高耐水性の材料が必要で、でも塩化ビニルのシートは使いたくない。そんな時私たちが使うのは「リノリウム」という素材です。

 

冒頭の写真は、お家の勉強会やセミナー類もおこなう、くらしの杜の多目的室です。よく見ると床が赤く、目地がありませんね。ここでは左官材料の「塗り体験」なども出来る仕様のため、木の床ではなくリノリウムを張っているんです。

 

リノリウムは、張ったところを見ると塩化ビニルシートにそっくり。でもそれは、塩ビシートがリノリウムを真似たからであって、こっちが本家なんですね。本家は、亜麻仁油、石灰岩、ロジン、木粉、コルク粉、ジュートなど、天然素材を原料につくられています。

 

ですから、どうしても木の床が難しい場合に、私たちもお客さまにお薦め出来る素材です。耐水性は抜群、色も豊富にあるので、部屋のイメージに合わせることも出来ますよ。

 

こうやって会社の建物に実際に使ってあるので、今日もお客さまに見てわかっていただけました。そう、たとえ座学であっても、色んな本物の素材が取り揃えてある中でおこなうことは、「実物でまなぶ」点で大きな意味があるのですね。

 

今日は芦屋から駆けつけて勉強会にご一緒した私も、あらためてその大切さを想い、お客さまにそれをお伝え出来たことも、とても嬉しく感じた次第です。