家づくりの色

2015.8.29|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

2015-08-29 17.20.19

〈「お家の勉強会」に使わせていただいている木想家。自分とはまた違う発想を見るのも楽しいものです。〉

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

今日は、宝塚市で計画してきた木想家の、設計契約をさせていただきました。間取りがほぼまとまり、もっと細部の詰めを進めていく段階になったということで。

 

間取りを決める「基本設計」の段階では、色々と平面上の変更が生じます。でもそれが落ち着き、間取りに関して納得が得られると、次にはもっと詳細な内容が気になってくるもの。設計契約は、その段階でおこなうことになります。

 

私がお客さまにお薦めするのは、これからの実施設計、家の細かい仕様決めの段階で、他の木想家を見たり、一足早く進んでいる現場を見学したり、というインプットの時間。漠然と眺めていた今までと違い、真剣に観て学ぶこと、その濃い時間です。

 

今日も、設計契約のあと、お客さまと「お家の勉強会」開催中の現場へ足を運びました。正規のタイミングでご参加ができなかったので、いわば「補講」という感じでの見学ですね。

 

現場は、建て方が終わってサッシが入り、建物外部の通気層の下地ができていく段階。内部では設備関係の配管、配線が通り始めている段階で、家の骨格、循環器系、神経系が見えてわかりやすい状況といえましょう。

 

その現場でお客さまに色々な「木想家のつくり方」をご説明しながら、私もちょっと楽しい時間を過ごしていました。というのは、自分が考えたのではない間取りの家で、その発想に感心したから。

 

間取りというものの考え方もまた、十人十色、みな違っています。同じ間取りは出来ないと言っていいほどですが、ずっとプランをつくり続けてきた私には、KJWORKSの設計マネージャー・松尾くんがつくった間取りの良さ、意味合いが人一倍わかります。

 

決して広いとはいえない、段差のあるこの土地で、お客さまに何を提供しようと考えたのか。その意志と苦労のあとが、なんだか見えるような気がしました。

 

冒頭の写真は、畳が敷かれる予定の部屋。ここに大きな丸い窓がありました。これ、とても楽しそうですね。その経緯はわかりませんが、自分には出来なさそうな、しかもお客さまに喜んでいただけそうな工夫を見ることもまた、楽しいものですよ。

 

家の間取りを決めることは、とても大きな最初の分岐点だと言えます。そこに表れるのは、KJWORKSの家づくりのあり方に加えて、やはり間取りをつくる人間の「色」なのでしょう。

 

自分と違う「色」を楽しむことで、私の中のKJWORKS、私の中の木想家もまた少し変化する。そういう面白さもわかるようになった気がする、最近の私なのです。