家との対話から

2015.5.20|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

KJWORKSのリフォーム事例。古いものと新しいものの調和です。

〈KJWORKSのリフォーム事例。心地よい家族の間です〉

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

毎日の私の行動だけでなく、たまにはKJWORKSのつくってきた木の家をブログでもご紹介し、皆さんに知っていただこう。今日はそう思ったので、早速そんな文章です。

 

冒頭の写真、KJWORKSのHPにも掲載されているリフォームの木想家です。前にもご紹介したかもしれませんが、私のとても好きな一枚なんです。それは、この画像にこの家でのリフォームの醍醐味が詰まっているから。

 

とても心地よい「家族の間」の光景ですね。すっきりとして、でも色んなものを飾って、好きなモノに囲まれて暮らしておられる風情。とても調和がとれて、いい感じです。

 

このお宅は、元々平屋でした。それをリフォームするにあたって、小屋裏の部分にロフトをつくりました。だから、階段はリフォームで初めて生まれた、というわけですね。

 

階段の手前の障子、その右横には階段下を使った収納の引戸があり、その上には格子が見えていますね。これは、ロフトとの間の通気であり、つながりを確保するためのものです。

 

そしてまた、階段の手前の障子もいい雰囲気ですが、これは元々あったものの再利用です。雪見障子になっていて、それを上げ下げすることで向こうの空間との一体感を調整するようになっていますね。

 

この古い障子、紙は張り替えましたが、上手く活かされているし、木は古いものと新しいものとが調和しやすい。見ていて何の違和感もない感じでしょう?

 

そして、新しいインテリアの部分はむしろあまり和風を意識せず、すっきりとした感じに仕上げることで、この雪見障子もぐっとモダンに見えてきます。そしてお手持ちの家具類とも、白い壁が媒介になってマッチする。

 

そんな風に、リフォームというのはどんな場合でも、元の家との対話から始まります。今はこう見えているけど、空間としてどんな可能性があるの?今度の新しい家にも使っていけるモノ、何がお前の中にあるの?

 

元の家が静かに、小さな声で語っている言葉をうまく掬い上げることが出来た時、リフォーム後の木の家には大きな魅力が宿る。そう私たちは思っています。

 

その対話と、そしてお客さまとの対話がうまく噛み合うと、写真の家のような新旧の調和と、空間の活用が可能になる。それはとても嬉しいことだし、それこそが新築にはないリフォームの醍醐味、なんですよね。

 

※このリフォームの木想家、他にも多くの写真が紹介されています。是非こちらをご覧くださいませ。