床と子供たち

2014.3.29|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

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ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

今日は、おめでたい式典にお招きいただき、弊社代表の福井とともに、参列してきました。なかなか普段行くことのないそれは、去年できた保育園の第1回目の「卒園式」でした。

 

冒頭の写真がその場所。ここは、伊丹市の阪急稲野駅前にある「森のほいくえん」です。ビルの1階のスペースを、私たちKJWORKSでリフォームさせていただいた、「木の家」ならぬ「木の保育園」なんですよ。

 

鉄筋コンクリートのビルですので、木の柱や梁というわけにはいきませんが、極力自然素材を用い、特に園児たちが常に触れる床、腰壁、家具などは全て無垢の木でつくられています。中でも圧巻は、写真にも写っている床。これは厚みが4センチもある小国杉の無垢板張りです。

 

そんな頼りがいある床を張った広いワンルームの空間に、照明器具にも手づくりの飾り付けがされて、楽しい雰囲気の中で、式はおこなわれました。昨年できた保育園から今日卒園されるのは、二人の女の子。おめでとうございます。

 

園長先生の挨拶、保育証書の授与、園児たちのプレゼント交換と、式のプログラムは進みます。担任の先生やお母さんからの手紙の朗読の場面では皆が涙し、私もやっぱり何だかジーンとしましたね。

 

その後、園が出来てから今日までの「想い出のスライドショー」の上映がありました。森のほいくえんという名前通り、屋外の活動をたくさんしておられる様子も伝わるものでしたが、その中に私がとても驚き、そして嬉しかった写真が一枚。それは「木の床の雑巾がけ競争」の場面だったのです。

 

先生に聞くと、時々こうして乾拭きで、広い空間の端から端まで走っているのだとか。日々この床を踏み、座り、寝転がっているだけではなくて、そんな「お手入れ」のことも、先生方と子供たち、イベントとして仲良く楽しんでやってくれていたんですね。

 

そう思うと、そこでまたジーンと来てしまいます。ひとと違うところでウルウルしているおじさんが一人(笑)。ちょっと変ですが、でも無垢の木をあつかっているプロとして、こんなに嬉しいことはないのです。

 

まだ去年からの保育園ですが、でも年々、ここで小さい時期を過ごす子供たちの時間は増えていきます。乳児から就学前だと5年以上。そんな長い時間を、この無垢の木と自然な素材の「森のほいくえん」で過ごしていくことは、子供たちの心にきっと何かを遺してくれることでしょう。

 

今日は初めての卒園式。二人の門出をお祝いしつつ、もっとこんな保育園や幼稚園をたくさんつくりたい!そんな想いでいっぱいになりました。