心地よく、軽やかに

2013.10.25|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

2013-09-25 18.08.24

 

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

今日は、以前「バランスの妙」と題してこのブログでご紹介した、芦屋の木の家具屋さん、Jqualiaさんへまた訪問してきました。今日は弊社代表の福井を案内し、店主松下さんご夫妻にご紹介をしてきたんです。

 

来年のお盆明けからスタートするKJWORKS阪神にとって、同じエリアで素敵な家具のお店をやっておられるJqualiaさんはとても頼もしい仲間。ここで扱われている椅子や木の小物たちは、私がいいな、と思う木の家の雰囲気に、ぴったりなのですね。今日はそんな話、今後の親しいお付き合いをお願いしてきたという次第。

 

そんなJqualiaさんで展示販売されているたくさんの家具の中で、私が非常に惹かれるのが、冒頭の写真の椅子です。これは徳島にある「宮崎椅子製作所」さんの商品。「DC09」というダイニングチェアなんです。今日もその素敵なフォルムを味わってきました。

 

この椅子、デザインはイタリアの「Inoda+Sveje Design Studio」によるもの。日本人とデンマーク人のコラボにより、両者のデザイン上の共通項として、「清楚で静か」「精密で正確」 「シンプルでミニマム」な性質を重んじたものづくりをされているそうです。

 

このDC09、とにかく形が美しく、なんとも軽やかなのです。しかもすわり心地もとてもよいのですよ。その軽やかな印象の理由は、この美しい流線型を描く座面にあります。

 

普通の椅子は、画面左側に少し写っている椅子のように、四本の足の間に「貫(ぬき)」と呼ばれる横棒を通して、それで座面を受ける、という構造がほとんどです。でもこのDC09は、貫と座面とが一体化している。冒頭の写真ではわかりにくいですが、下から見ると、その違いは歴然です。

 

構造的にしっかりとしていて、しかも軽やか極まる「かたち」。これを見つけ出すのは大変な苦労だったと想像します。しかも、椅子の最大のポイントである「座り心地」が同時に解決されているのは、とても素晴らしいですね。

 

Jqualiaの松下さんの主張も一貫して「座って気持よくてナンボ」というもので、私と同じです。無垢の木の椅子という高価なもの、一生ものとして使うものであればあるほど、それは最重要項目であるはずですね。

 

ここにある椅子たちは、その条件をクリアして、なおかつ姿の美しいもの、楽しい物が集められています。その松下さんの審美眼、選択眼を知っている私には、見ていて安心できるものばかりです。

 

心地よく、軽やかに人の暮らしを彩る素敵な家具たち。KJWORKSがつくる木の家「木想家」も、そうでありたいなあ、そう心から思うんです。木の家だからといって「木だらけ」でなく、でも木の息遣いを感じられる家。人の手が常に触れる「造付け家具」をしっかりと作りこんで、心地よく暮らしをサポートできる家。

 

今日もDC09をまた眺めて、その思いを新たにしました。つくり手の知慧と、そして練られた時間が封じ込められている椅子に、ちょっと畏敬の念すら感じてしまった、今日の私なのでした。

 

※ちなみに、同じ「Inoda+Sveje Design Studio」による次の椅子「DC10」というのもあるのを、今日知りました。その形もまた、DC09の延長線上にある美しさ。座ってみたいなあ。松下さん、入る予定ないですか(笑)!?