心地よさの向上

2014.9.10|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

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ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

今日はまた木想家のリフォーム現場へ。スタッフ山内、石田両氏との現場打合せです。阪神へ移っても、それ以前からのお客さまの「納得の家づくり」を最後まできちんとご一緒するのは、当然のことですから。

 

現場の方は大工さんの木工事が進んでいます。そして、木造部分の外壁や屋根には、KJWORKSが新築の現場でも常に使っている断熱材「セルローズファイバー」が施工し終わっていました。

 

冒頭の写真はこの家の最上階。屋根の勾配に合わせた天井と、そこから一部飛びだす形で、出窓が付いていますね。壁と、天井と、そしてこの窓廻りにもきっちりと、断熱材が詰め込まれていましたよ。

 

セルローズファイバーという断熱材は、古新聞の再生材料です。エコであり、しかも高い断熱性能をもち、さらには吸音の性能ももっています。きちんと詰め込まれれば、火事になっても表面しか焼けず、有毒ガスも出ません。

 

とても理想的な断熱材ですが、それを壁の中、そしてこのような斜めになった天井の中に、均等にうまく充填するのは、とても難しい。専門の職人さんの技術によってそれがきっちりと出来上がっている姿には、美しさすら感じます。

 

セルローズファイバーを充填する前、その詰め込む空間をつくるために、手前にシートを張ります。屋根の途中に出っ張った窓の部分にまで、それがまさにピシっと出来ているからこそ、充填もしっかり出来るんですね。

 

断熱材が充填されると、真夏の現場、真冬の現場でも、一気に作業環境が向上します。この現場はちょうど涼しくなってくる時期ですからさほど感じませんが、厳しい時季の現場では、ある日を境に一気に現場の温度が変わるので、その性能がよくわかります。

 

このリフォームの現場でも、お客さまは元の家の暑さ寒さをごぞんじですから、セルローズファイバーへの「断熱改修」の効果はきっと感じていただけることでしょう。

 

これから徐々に冬に向かって寒くなっても、断熱改修したこの木想家は、寒さが格段にましになりますし、また暖房の費用もぐっと減るはず。それは木や漆喰という素材の話とはまた違った、温熱の面での「心地よさの向上」そのものですね。

 

家とはまず、外界から家族の暮らしを守るシェルターでなければなりません。その外皮である壁、屋根、窓などの性能を向上させるリフォームは、暮らしを守り、しかもその質を高めてくれます。今日は、もうすぐ石膏ボードの後ろに隠れてしまう断熱材の雄姿をしっかりと写真におさめておきました。

 

こうした「縁の下の力持ち」が頑張ってくれることで、「快適な家」は成り立っている。そのことを、見える素材のことと同じくらいお客さまにしっかりとご説明するのも、私たちの大切な志事なんですね。