心安らぐ部屋

2013.8.13|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS ?木の家の暮らしプロデューサー、山口です。

 

今朝から、奥さんの実家である宮崎に来ています。義兄達の家族も一緒になり、おじいちゃんおばあちゃんの家に大人数があつまる、恒例の帰省です。

 

いつもそうですが、この家に来るとなんだかとっても落ち着きます。ホッとする感じなんですね。それは多分に、冒頭の写真の「畳の続き間」になっていることにあると思っています。

 

写真奥は、床の間のある八畳の客間。左の障子の向こうは縁側です。そして手前は六畳間に少し板間がついた七畳ほどの居間で、板の間のダイニングに続いています。

 

盆と正月、大人数が集まる時には居間と客間の間の建具がはずされ、一室になります。この続き間、日本家屋に昔からあるこの感じが、とても心を落ち着かせてくれます。

 

私の自宅には畳の部屋がありません。だから余計にこの広間が嬉しいのかもしれないです。着くといつも、畳でごろごろと横になっていますね(笑)。

 

それともうひとつ。この間取りは、子供の頃に同じくお盆を過ごした、長崎のおばあちゃんの家と同じなんです。縁側でスイカを食べたり、従兄弟達と畳で並んで昼寝をしたり、といった思い出が、この部屋から庭を見ていると蘇ってきます。それも、私がこの部屋に安らぎを感じる理由なのでしょう。

 

家づくりの志事をしていて本当に感じるのは、「畳の間」のフレキシビリティというか、使い方の自由度の高さ、です。ひとつの部屋が、客間にも居間にも寝間にもなる。日本人にとってはあたり前かもしれませんが、これは実はとてもすごいこと、だと思います。

 

長崎のおばあちゃんの家もこの家も同じ続き間。それも、日本人が長い歴史の中で生み出してきた、「とても自由度の高い間取り」なのですね。私の世代には、まだそんな部屋の記憶をもっている人も多いことでしょう。

 

そんなことをつらつら考えつつ、今もこの畳の上で、年に2回の「床座の暮らし」を満喫している私なのです。ああ気持ちがいい!