想いを包むもの

2014.9.8|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

fukusa

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

今日は朝から、ご来店を心待ちにしていたある「ものづくり」の方が、KJWORKS阪神の事務所にお越しくださいました。そのモノづくりを私からお願いする、打合せのためです。

 

その方は、「おしゃれなふくさ専門店 choco*t(ちょこっと)」の代表をしておられる、熊田さん。その名の通り、袱紗(ふくさ)をつくっておられるんですが、私がお願いするのは、お祝いごと、お悔やみごとのための袱紗ではありません。

 

冒頭の写真は私が撮ったものではなく、熊田さんのお店のHPから許可を得て拝借したものです。こんな感じでおしゃれな布地を使って制作されるのですが、私がそこに入れるものとは、志事で使う書類なんですよ。

 

お客さまのところへ資料をおもちする時、あのペナペナの半透明樹脂のファイルに入れていくのが、私はどうにも好きになれなくて、何か他の良いものはないか、ずっと気にしていたんです。

 

そして、私の「暮らしの志事」のお仲間、「収納の巣」主催の宇野さんからご紹介を受けたライフオーガナイザーの方、そのご友人に「書類ふくさ」の志事の方を見つけた時、私の頭上に電球がピカっと灯りました!

 

それが今日来てくださった熊田さんだったんです。Facebookで先にご交流を始めさせていただき、上記のような私の想いをお伝えしたところ、「この書類ふくさ自体、そんな想いから生まれたものです」とのお言葉。

 

我が意を得たりと嬉しくなってお願いをし、今回のふくさ制作のための打合せ、となった次第。今日は布地をたくさんもって、お越しくださいました。

 

「3種類つくりたいんです」と言ったら驚いておられましたが、でもそれぞれ違ったタイプの布地を、色々と話しをしながら楽しく選びました。表地と裏地の組合せや布の取りなどについて意見を交換しあうのは、まさにものづくりの愉悦というものですね(笑)。

 

熊田さんは「おうちオフィス」という、ご自宅の一部の志事スペースをおもちなのですが、今回は無理を言ってご足労願っています。ここのスペースの感じから、私の好みを読み取っていただきたくて。

 

ここは、事務所でありながらその感じを払拭して「木の家」の感じにしている、いわば「オフィスおうち」です。その空間を五感で味わってくださったご様子で、とても喜んでいただけました。彼女のものづくりの刺激になったのであれば、私もとても嬉しいです。

 

袱紗というのは、お祝いやお悔やみを中におさめることで、こちらの想いを包んでおもちするもの、だと思います。私がお客さまのところへ家づくりの資料をおもちする時も、そのケースは単に容れ物でなく、その想いを表すようなものであってほしい。

 

その伝統から生まれた意味からも、そしてその布の質感も、この書類ふくさはまさにぴったりの「想いを包むもの」だと、私には感じられます。

 

熊田さんが今日ここで感じたものを込めて拵えてくださるふくさ、きっと私の想いをお客さまへ届ける、素敵な「包み」となるに違いありませんね。