懐かしいあの家

2013.12.24|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

2013-12-24 13.10.19

 

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

今日のお昼、尼崎で「木想家」にお住まいのお客さま宅へ、お伺いしてきました。設備機器の交換についてのお見積りを提出、というのがその用件でしたが、私はこのお宅に昔の想い出があるので、今日はちょっとドキドキでのご訪問でした。

 

この木想家は、お引き渡し後14年、来年の2月で15年になります。そして、私がKJWORKSに中途入社したのが14年前の3月。その入社の直前、初めてKJWORKSのつくった家で時間を過ごしたのが、竣工したばかりのこの家の見学会だったんですね。

 

鉄骨やコンクリートの建物を設計していた職場を退職したばかり。木の家のことなど何もわからない私が初めてその空間を体感し、初めて「住まい手さん」ともお話させていただいたのが、この家。その鮮烈な印象は、今も忘れません。

 

柱や梁が表しになった、木の香りに満ちた吹抜けの空間。「木製サッシ」と呼ばれる木の窓。空間に「抜け」をつくるステンレス製のブレース。パッシブソーラーの効果を最大に得るための片流れの屋根。

 

そして家の中心のテーブル横に据えられていた、サンポットのストーブ。その後ろにはレンガが積まれ、蓄熱体として機能しています。そして煙突にも、その熱を無駄なく回収する仕掛けが施されていました。

 

単に「木で出来た家」ではなく、家の「温熱環境」というものをしっかり考えた家であること。だからこそ、吹抜けも含めてこんな広がりのあるワンルーム的な間取りが可能になること。KJWORKSが今も大切にしているそれらを、私はこの家で知ったのです。

 

久しぶりに訪れたあの懐かしい空間は、15年近い歳月を経て、いよいよ味わいを増していました。サンポットのストーブも、途中交換はあったと聞きましたが、今日も暖かく動いてくれていましたよ。ワンコもご機嫌で寝そべっています。

 

実はこのお宅の「家の誕生日」の担当は、今まで別のスタッフがさせていただいていました。でも今回のメンテナンスについて、お客さまからこうお声掛けがあったんです。「来年から近くに来るんやから、山口さんにお願いしたい」と。本当にありがたいことで、ただただ「感謝」しか言葉がありません…。

 

木の家をつくり始めてからの私は、この家と同い年です。これからも、行くたびに初心を思い出させてくれることでしょう。今回をスタートに、同い年のこの家の「家守り」、KJWORKS阪神・山口が承りました!