手挽きでトークカフェ
ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。
今日はKJWORKS阪神にて、かお凛さんの「ゆるトークカフェ」がおこなわれました。私もご一緒させていただいて、ご参加の皆さんと色んなお話をさせていただきました。
ゆるトークカフェって何だろう?と思っていましたが、かお凛さんによるとそれは、「アウトプットな会」であると。誰かの話を聞くだけでなく自分も質問に答えながら、話しながら、己を振り返り、考える。そしてその中から各々が気づきや自分へのヒントをもって帰れる場。
今日はそんな趣旨の会でしたので、皆さんにリラックスしていただけるよう、私も場のオーナーとして考えました。そして、前日にかお凛さんとカフェでの飲み物のことを話したのを受けて、ひとつおもてなしの趣向を用意したんです。
それが冒頭の写真のモノ。手回しのコーヒーミルです。珈琲豆を持参下さると聞いて、それで美味しいコーヒーを皆さんに振る舞えたらと考えて、自宅からもってきました。
この手挽きミル、実は私が子供の頃に、一時コーヒーに凝っていた両親が購入した品。およそ40年前のものです。その後私が譲り受けて自宅にもっていて、でもほとんど使っていなかったんです。今回はこれを活かす良い機会だと思って、KJWORKS阪神にお引っ越しとなった次第。
ついでに少し調べてみると、これはカリタの「ダイヤミル」というロングセラーのようです。「職人の手作りで年間に製造される台数が限られている」との情報があり、そのせいか現在のカリタのwebサイトには載っていませんでした。
本体やハンドルは全て鋳物製。その質感と昔から変わらないデザインが、この無垢の木のテーブルにピッタリですね。コーヒーミルというと上部のハンドルを水平に回すものが多いようですが、これは上部に豆を入れて蓋をし、ハンドルを縦に回すタイプ。鋳物なので安定感がいいのです。
本当に久しぶりの、ダイヤミルの出番。これでかお凛さんご持参の珈琲豆を挽き、ご参加の皆さんに挽きたて、淹れたてのコーヒーを味わっていただくことが出来ました。うん、美味しい。やはり、挽きたては香りが違いますね!
ゆるトークカフェは、思った以上に皆さんご自分の悩みや想いをきちんと話しておられ、私も自分なりに一所懸命しゃべりました。私が最年長でしたので、少しは先達として皆さんのお役に立てていればいいのですが…。
しかし少なくとも、手挽きの手間におもてなしの気持ちを込めたコーヒーの味と香りは、トークの場を和ませる効果はあったと思います。これからも、お客さまに心和んでいただくため、このミルには引き続きここで活躍してもらうことにいたしましょう。